Levis501 シュリンク・トゥ・フィット を購入。穿き始める前の「儀式」が好きだ。

INDEX
- Shinの“Levi’s 501 観”
- ドッキドキの “amazonで501を購入”
- Amazonで買った輸入501、果たして…
- Before & After を見てみましょう
- はじめのワンウォッシュ
- もう1日穿いたまま入浴して、水だけで洗濯機かけて、干したものがこちらです
浜出祭前に軽いお話を…と思って準備を進めていた記事が、長いこと放ったらかしになっていました。
デニムだけに、ヴィンテージ化されたってコトで、今更ながら世に送り出します。
Shinの“Levi’s 501 観”
ジーンズは長らく Levi’s の 501 しか穿いていない無類の ステレオタイプ、Shinです。
とは言っても新品を購入したのは12年前が直近で、以降は古着屋で買ったものを数本持っていて、長く穿き続けています。
私が好きなのは「XX」という生地を使用したオリジナルで、いわゆる「生デニム」、糊がついたままの状態で購入して、糊を落とす作業から行います。
Levi’s のデニムには独特の「シュリンク・トゥ・フィット」という特徴があって、生デニムの状態から洗うと縮みます。この縮む工程を経て体にフィットしたジーンズに“育てる”感覚がとても好きです。
それから穿き続けるコトで、インディゴべっとり、藍色一色だったジーンズにシワやアタリがついて、いわゆる「ヒゲ」や「タテ落ち」が生じてくるのがたまりません。“自分だけの1本”という感じで、ジーンズに愛着が湧いてきます。
ただ、一時期ヴィンテージジーンズがすごく流行った時によく聞いた「色が変わっちゃうからジーンズは洗いません」とか、そういうのは私は合わなくて、あくまでガンガン穿いて、ガンガン洗って、汚れたりもして…というところを大切にしています。
ドッキドキの “amazonで501を購入”
501を買うぞ!と思ってから何軒かジーンズショップに行って見ましたが、通常店頭に並んでいるものに「シュリンク・トゥ・フィット」の表記がありませんでした。
どうやら最近、「XX」を使用した Levi’s 501 の生デニムは非常に高価になっています。
リーバイスの公式サイトを見ても、私が想定していた金額の倍します。
わざわざダメージ加工されたものも種類が豊富ですが、みなそれぞれ高い…!!
オシャレな人は、わざわざお金かけて、わざわざ1回色落として穴開けてまた塞いだ、良い生地の501を買って、買った途端に洗わなくなって…ってコトをするんか…。
リーバイスもリーバイスで、良い生地の501は全部パリッパリで売ってくれよ…ワシャ穴の空いたジーンズはツギハギしてまで穿かんのんじゃ…。
と、心の声が漏れるときはだいたい千鳥風になりますが、私はとにかく自分で個性を創っていきたい派。そしてジーンズは普段着、ベラボウに高いのは穿かない派。
どうするかな…とか呟きながらネットを漁っていると、割と早いタイミングで、amazonで並行輸入品の501 STF(シュリンク・トゥ・フィット) を売っているのを発見しました。
レビューも悪くないし、偽物ってワケでもなさそう。洗えばちゃんと縮んでるみたいだし…
そして何よりもお値段がリーズナブル!
もっと言うと、サイズも豊富だし、洗って縮んだ後の参考サイズも載ってるので選びやすい!
コレ、いくっきゃないっしょ〜。仮に変なのつかまされても、返品対応もしてくれてるし、そもそも値段も安いんだから怒る気にもならない。
で、それでも数日悩んで ポチッとやっちゃいました。
さすがamazon、すぐに届きました。届いた商品にエラーがないか調べます。ついでに細部も確認していきます。
Amazonで買った輸入501、果たして…
左フロントポケットの裏地に、リーバイスっぽいプリントがされていました。これまで私が国内で買ったものにはこんなプリントはありません。
海外仕様なのか、最近はこうなのか…
リベットと、隣につけられたタグです。エジプト製ですか!最近はいろんな所で生産されてますね。
コレコレ、こういうホツレ、注意して見ておかなければなりません。たまに不良品が紛れています。着用前に気付けば返品可能です。レビューの中には、リベットがポケットの生地を通っていなくて、型が悪くなっているケースなどもありました。
ちなみにコレは、単なる糸の余りが絡んでいるだけだったので、1本ずつ引っ張るとキレイに取れました。
Before & After を見てみましょう
購入品の細部を確認しましたが、ステッチ等に許容範囲内の雑っつい部分はあれど、糸がエラいジャムってるとか、リベットで留まってない部分があるとか、そういう致命的な不良はありませんでした。
それではココで、私が12年前に新品で購入した501と比較してみましょう。
右側が、私が12年間穿き続けている501です。購入当初は、左の新品と同様でした。
ウェスト33インチ、股下36インチを購入して、お店で裾上げしてもらいました。
生地はXX、シュリンク・トゥ・フィットですから、ジーンズショップのオジさんの永年の勘で、このくらい縮むだろうってトコで切ってもらったもので、さすが丁度いい感じのレングスに縮みました。
色落ちもアタリも、良い感じです。漂白剤の入った普通の洗剤でガンガン洗ってますから、全体的に白っちゃけてますけど、それがいかにも気遣っていません、って感じで私は良いと思っています。
それから、私は尻から腿にかけて太い体型なので、いわゆる「ヒゲ」が良い感じにつきます。
日頃はアンバランスな体型がコンプレックスですが、501を穿いた時だけは自身の体型を誇りに思えるという、心の友でもあります。
フロントポケット周辺のビフォーアフターです。
このノッペリ藍色に、次第に表情が出てくる…楽しみです!
後ろ姿はこうです。ポケットにも物を入れます。
手ぶらに501とTシャツ、っていうのが正しいスタイルだと思っています。
はじめのワンウォッシュ
では早速、洗ってみましょう。
洗う前の着用感はこんな感じです。
かなりダブダブなのがわかります。
糊もしっかり残っていてゴワゴワなので、ウエストもガバガバですが、ズリ落ちません。
デニムパワーで自立している感じです。
丈もだいぶ余っていますね。
洗い方はこう!コレが“オレ流”です。
バスタブに501を穿いたまんま浸かります。
この状態で、手でデニムの表面をゴシゴシこすります。糊を落とすイメージですね。
いきなりドン引きしているアナタ!ほら、有名ブランドのサイトでもこういう画を見かけましたよ!
だからメジャーでトラディショナルな光景です、コレは!
ちなみに下着は、安心してください…穿いてませんよ。
元々、ジーンズはノーパンで穿くものだったという話を聞いたコトがあります。
牧場なんかで作業をする際にノーパンで穿いて、作業が終わって焚き火に当たっていたところ、ジーンズを補強している金属のリベットが焚き火で熱されて大切な部分を火傷してしまった!ってコトもあったそうです。そういう悲劇を予防するため誕生したのが「隠しリベット」という作り方なのだそうです。リベットがデニムに覆われていてむき出しになっていないという…。
えぇ、改めてドン引きですね、止めはしません。
で、上がったトコがこちらです。
ムッ、Beforeよりもフィットしている!わかりますか?
丈もちょっと縮んでいます。
ワンウォッシュかけた状態…というか糊落とししただけですが、こんなモンでしょう。
上がった後の残り湯にはインディゴが滲み出ていました。
もう1日穿いたまま入浴して、水だけで洗濯機かけて、干したものがこちらです
ジャーン。ジャストなサイズっぽくなりました。
ちなみに、平置きのビフォーアフター写真がこちらです。
アフターはむしろ今穿いているヤツより縮んでる!
大丈夫、コレは今度は穿いているうちに段々馴染んで、伸びてきますからね。
いかがですか?あなたもジーンズ、育てたくなってきたでしょ?