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悪魔の実…?か、妖怪人間になる実…?を食す。

職場で、見たコトのないフルーツをいただきました。

パッと見は、アケビ…?でも、食べ頃のアケビにしては小さいし、殻が割れていません。

何人かの同僚は、得体の知れない果物というだけで既に拒絶反応を示しています。私はこんなネタ、またとないチャンス、真っ先にイッとかないと気がすみません。

早速、実の殻に爪を立て、パカっと開いてみますが…

悪魔の実

エェェェエエェエェエエエエェッッ‼︎‼︎⁉︎⁉︎

オェ〜ッッ⁉︎ナニ⁉︎ナニコレッッ⁉︎⁉︎

期待以上に毒々しいフォルムと色…。誰がこんなモン食べるって…⁉︎

…オレ。

コレはイメージとしては某マンガの悪魔の実です。悪魔の実にしてはサイズは小さいけれども、人間界でコレを食べ物と認識するには数日間の絶食を要します。

しかし、イッときましょう。顔色すら変えずにイッてみせましょう。

とりあえず上の写真を撮って、湯沸室でチュルッと吸ってみます。

アッ、味は旨い。アケビの感じに似てる。

種がすげェ!アケビぐらいプチプチいっぱい入ってるし、大きさはスイカの種ぐらいあるし、カキの種ぐらい固ェ!

口に含んだ大量の種…の、周りのジュンサイみたいなヌメヌメトゥルトゥルしたアケビとか柿のような甘みの部分を、口腔内をキューッと窄めて真空状態を作って吸い取る感じの作業を黙々と繰り返して食べる。

口に含んだ量に対して、種の占める割合が多すぎて、全く腹が膨れる気がしません。ほのかに甘さを楽しむ、という点では、レンゲやツツジの蜜を吸った小学校の帰り道を思い出す行為です。

楽しんだら、口の中の大量の種を、マンガでスイカの種をマシンガンのように吹き出す子供のように、バラララララッ!と湯沸室の三角コーナーに種を捨てます。

イヤ、もっとなんかこう、ヒザから崩れてしまうようなクソ不味さとか、ベロがピリピリするアクシデントとかあると良かったのですが、普通に楽しませてもらいました。

結局、んじゃ何の実を食べたの?という話なんですが、コレはムベの実だそうです。アケビのような味がするのは当然っちゃー当然の、アケビ科の植物でした。

ただ見た目のあまりのエグさに、半ばネタ的にみんなふざけて、悪魔の実だ! 泳げなくなるぞ! そんで何の特殊能力が? と言い合い、笑い合いました。FBにも写真を公開し、皆そのインパクトに喰いついたようでした。そんな中、ひとしきり飛び出したムベジョークの中で、偶然完成したのが、「食べたら妖怪人間になりそう」という感想から生まれた、「食べたら “妖怪人間ムベ” に転生してしまう」というモノ。

皆さんもぜひ、ムベを見かけたら、勇気を出してチュルッとやってみてください。