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良い大晦日③ サザエのつぼ焼き天国

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  1. 面倒くさいツカミにお付き合いください
  2. 七輪でサザエを焼く理由
  3. あぁ、良い大晦日。

大晦日の夕食は、私の実家でとります。

お昼のお遣いの時に、サザエも少し買っておきました。
妻は刺身をあまり食べない代わりに、サザエのつぼ焼きが大好きです。

面倒くさいツカミにお付き合いください

私は刺身が大好き。サザエも好きですが、いわゆる「シッポ」の部分が苦手です。
食べて食べられないコトはないのですが「中身の入った内臓じゃろ…?」と考えてしまうと、イマイチ口に運べません。同様な理由で白子が苦手です。しかし中身の入ってない内臓 = ホルモン は大好き、という面倒な好みをしています。

妻のために心を込めてサザエを焼きましょう。

七輪でサザエを焼く理由

七輪を出して、外で炭火で焼くことにします。
寒いですが私は七輪が好きです。
ジャパニーズ バーベキューコンロ。コンパクトさとその性能、形や素材も温かみがあって良いですね。
かがみこんで寒い寒い言いながら、内輪でパタパタと仰いで炭を起こすのも、風情があると思います。

缶ビールをすすりながら、台所の窓の内側から聞こえる、夕食の支度をしている声を聞きながら、時々気まぐれに手伝いに来る息子に内輪を貸したりしながら、順調に炭を起こし、網の上に小ぶりなサザエを並べて、サザエの殻に水を少しずつ注いでいきます。この水がグラグラ煮えると出来上がりのサイン。父は「醤油を垂らせ」と言いますが、塩辛くなり過ぎるので拒否します。だいたい父は血圧も高いのに、ますます拒否です。

あぁ、良い大晦日。

そうこうしていると、網の真ん中辺りに配置したサザエが煮えてきました。
あまり煮えていない、網の外側のサザエとローテーションです。
たこ焼きのソレに似ているな…といつも思います。

焼き芋よりも、視覚的に頃合いが分かるので、自信を持って食べ頃を判断し、次々と食卓へ運んでもらいます。

時々つまみ食いしてビールをすすり、時々ビュッと中身が飛び出してくるサザエに驚き、40個ほど焼いて、役目は終了です。

薪を割り、焼き芋を作り、サザエを焼いて、穏やかで何事もない大晦日ですが、これが一番だな…と思う1日になりました。良い締めくくり。

来年も良い1年になりますように。