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スイカ界に君臨するスイカの王様 「福賀すいか」と スイカ農家の うめちゃん に会いにいってきた!

スイカの季節なんですよ、夏!

ただね、この記事を書くに当たって、どこかでカミングアウトしておかないといけないコトがあって、それいつにすりゃ良ェのか迷ってます。

迷っちゃうくらいなら初っ端に言っちゃいます。

私、スイカがそんなに好きなワケではありませんでした。

(ちなみに、どうしても食べられない野菜は キュウリ です)

そんでコレもオチまで引っ張りたくないんで最初にバラしときますが、

福賀すいかは別格です!

絶対に知っておいた方が良い。メチャ考えさせられる。
今回はそんなスイカのお話です。

福賀すいかとは

山口県の小さな町、阿武町(あぶちょう)。

標高400mの山あい、”福賀(ふくが)”で作られる「究極のスイカ」。

通常ならひとつの苗株から2〜3玉収穫できるスイカですが、福賀すいかのこだわりは「1株1果どり」。
徹底した栽培管理の中で、1玉1玉をきわめて丁寧に、大切に育ててきました。

手間暇をかけると、どうしても大量には生産できません。
シーズン出荷数はわずか10000玉。
全国シェアにすると、なんと0.035%!
まさに「幻のスイカ」です。(福賀すいか部会 オンラインショップサイトより)

もはやこの時点で様々な魅力や気になるポイントがあり過ぎて、どこから紹介して良いかわからないので、生産者さんのブログの記事、読んでみてください!

最高の夏には、最高のスイカが必要です。全国シェア1%以下の幻の「福賀すいか」をご賞味あれ!

そうなんです、なんだかすごいコダワリで作られているスイカなんです。
絶対おいしいに決まってるでしょ?

どうやって福賀すいかを知ったの?

先述のスイカの生産者さん、うめちゃん(@crfmuc0nd)と私は、さかえる(@sakaeruman)サンのオンラインサロン「田舎チャレンジャーラボ」の同期(第1期生)なんです。

同じ山口県で、若くしてUターンして農業を始めて、真面目に熱く取り組んでいる、「クレイジー・ファーマー」を名乗っているのにすげぇ哲学的な青年、うめちゃんを知ったのは去年の夏。それこそさかえるサンがTwitterで、

「福賀すいかを食べたら他のスイカが食べられない身体になってしまったじゃないか!」

と、ものすごい角度のクレーム(笑)をうめちゃんにブッ込んでいたのがきっかけだったと思います。

それから2020年に入って、「田舎チャレンジャーラボ」がスタートし、ラボ内でいろいろとやりとりをさせてもらったり、オンライン飲み会などでお話を聞いたりしているうちに、福賀すいか も うめちゃん も

こりゃすげぇぞ

ということに気付き、興味シンシン丸となっていったのでありました。

福賀すいかを買いに行くことにした

そんな折、うめちゃんがこんなツイートを投下します。

アッ、スイカのシーズンがこうやって始まるのか…

って思ってたら、このツイート、スレッドがどんどんどんどん伸びていきます。
(ツイートをクリックして「スレッドを表示」すると、収穫までご覧いただけます!)

で、とうとうこんなタイミングに!

そしてついに…

「収穫」が完結じゃなくて、「夏の始まり」っていうのが良ェ!

 

ここまでの間には、うめちゃんには幾多の困難もありました。

何度かうめちゃん

「オレいちじく育ててたんだっけ…?」

っていう哀しいツイートを目にしました。

ビニールハウスの中は文字どおりの灼熱に違いありません。
すげぇ情熱でスイカと向き合っているうめちゃん

うめちゃんのツイートを見守りつつ、応援しつつ…。
そんな折、「田舎チャレンジャーラボ」で、福賀すいかのオンラインショップの話が持ち上がり、どんどん進んで、

オンラインショップが開設されたんですね…!!

田舎チャレンジャーラボ」内ではもう スイカ祭り 状態で、私も買いたい、オレも欲しいと大騒ぎになりました。

良かった…良かったねうめちゃん…!最高やん…よっしゃワイも

 

…アレ?

 

…オレ直接行けるくね?

 

♪気〜づいちゃった 気〜づいちゃった わ〜い わい

福賀すいか収穫ドライブ

と、いうワケで、梅雨まっさかりの7月26日、4連休の最終日に福賀にあるうめちゃんの農場を目指すことにしました。

前日のツイート

義母も同行することに

ウチの家族3人に、無類のスイカ好き・奥さんのお母さんも一緒です。

同じ県内とはいえ、なかなか萩方面まで出かける機会がないので、萩市内で昼食をとって、時々小雨に降られながら福賀を目指します。

萩〜福賀のルート選択

萩の市内から福賀を目指すと、ナビには、松陰神社の辺りから県道11号線で福栄を経由し、県道10号線から県道316号線…途中にかなりのワインディングロードがあるな…というルートを示されました。

この「ワインディングロード」が、なかなかの山の中で、針葉樹の植林の中をひたすらグネグネと登っていく、離合する場所もそんなにないような道で、車内では

「おいしいスイカを買いに行くためにはこんな道を通らないといけないのか…‼︎」

という声が飛び交い、ちょっと「大冒険の果てに天空のスイカを授かる」みたいなストーリーになってきます。

実際、この植林を越えるとフワッ!!と視界が開けて、福賀の田園風景が拡がるまるで別世界に飛んできたような景色の切り替わりを体験できました。

(ただし、うめちゃん曰く、帰りはずーっと下りになるので、運転しづらく危険なのでオススメできないとのことです。帰りは奈古の方に出る道を経由して帰りました)

うめちゃんの農場に到着

そんなワケでついにうめちゃんと合流です!

ワー、ディスプレイ越しに見ていたグリーンのタオル!太ッとい二の腕!
ちょっと芸能人に会うくらいの感覚で「はじめまして」のご挨拶です。

ドーンと開けたところに、ビニールハウスがたくさん建っています。
向かって左側のビニールハウスで、うめちゃんがスイカを作っています。10棟くらい管理されているそうです。

ビニールハウスにお邪魔します

向かって右側のビニールハウスを覗くと、”更地”になってました。
ここにはこれからホウレンソウが植えられるそうです。
うめちゃんも冬はホウレンソウを作っています。

初めてスイカのビニールハウスに入りました。
確かにムワッと暑いです。曇っていたこの日でも感じるくらいですから、炎天下ではそれはそれは堪えるだろうな…と想像できます。

感動!収穫体験!!

小3の息子を連れていきます、とうめちゃんに伝えておいたら、なんとうめちゃん、今朝の収穫時に食べ頃のスイカをひとつとっておいてくれました。

「せっかくだから収穫も体験してもらおうと思って…」ってマジ泣ける!
息子に収穫をお願いしました。

コレは貴重な体験!「スイカを買いに行くぞ」と話したらあんまり乗り気じゃなかった息子の眼が輝いて良かった!うめちゃんホンマにありがとうございました!

収穫前のビニールハウスの見学

来週頃に収穫を迎えるスイカのハウスを見学させてもらいました。
大きなスイカがゴロゴロと並ぶ様子を動画に収めた…つもりだったのですが、うまく撮れてませんでした…。

まぁ…あんまり全部見せ過ぎると皆さんが実際に行く際の楽しみがなくなっちゃいますもんね。

中には割れてしまっているスイカもありました。
写真のスイカは、雨などの影響で割れたスイカが匂いを放ち、そこにタヌキがやってきて喰い荒らしたものだそうです。

タヌキは自分でスイカを割ることができないので、こうやって割れたスイカを貪りに来ますが、サルは大きなスイカも割って、山に持ち帰ってしまうそうです。

最悪なのはカラスで、たくさんのスイカにちょっとずつ穴をあけてほじくるそうで、これにはうめちゃんもガックリきちゃうそうです。

福賀すいか お買い上げ!

そんな獣との知恵比べもありつつ、うめちゃんが頑張って育ててくれた 福賀すいか

ありがたく購入させていただきます!

義母の分は次回の収穫分からひとつ郵送をお願いしたので、今日持ち帰る息子が収穫した分を はんぶんこ して、ウチと奥さんの実家でそれぞれ食べて、また数日後に奥さんの実家に届く次弾もまた はんぶんこ にする作戦にしました。フレッシュな 福賀すいか を2度も味わうことができます!

ちなみに直売で購入すると送料分安く購入できるので、お近くの方は福賀方面に用事作って行ってみることをオススメします。

んじゃ帰ります

貴重な体験をさせていただいて、貴重な 福賀すいか を手に入れることができました。

そんじゃうめちゃん、私たち、帰ります。
で、帰り道のオススメルートを教えてもらってたら、その道中にある「道の駅 阿武町」で販売が始まったばかりという、とんでもない飲み物があることを教えてもらっちゃいました。

ヤバくね!? 

お話を伺ったときには、イヤ、そこはまず基本の 福賀すいか を堪能してからの スイカジュース でしょうね…なんてお話をして、帰り道も、アッ、ココか!って言いながら通り過ぎたんですけど、先にこの画を見てたらヤバかった。

ちょっとお盆までにもう一回行っても良ェかもしれんぞコレ…。

ちょっとこぼれ話

あのね、実は山口県内、意外と 福賀すいか を取り扱ってるスーパーもあるみたいで…

でも、そう!うめちゃんから直接買いたかったんだから、うめちゃんに会いたかったんだから、今日は本当に素晴らしかった!

うめちゃんの魅力も含めての 福賀すいか

うめちゃんの人柄も本当に爽やかでした!

「さよなら〜!」って言ってしばらく進んだところで、ふとラゲッジスペースにIKEAの袋に入れただけで置いてた 福賀すいか が走行中に転がったりしないか心配になって、車停めて袋を縛りつけてたら、次の約束に向かう うめちゃん がちょうど通りがかったんだけど、わざわざ車止めて

「どうされました〜?」

って気遣ってくださって、ああいうの嬉しいな…見習いたいな…と思いました。

勢いでもういっこ うめちゃん の素敵エピソードを語ると、さっきの獣にやられちゃうスイカたちの話の時にうめちゃんが、

「でも “植物” としてはこれ(動物に食べられる)が本来の姿なんですよね…」

っておっしゃったのが すげぇ印象的でした。

獣害って農家にとっては本当に深刻で、悪さをする獣たちに対する怒りが炎になって背後に見えるような農家さんがいたり、そんな獣を追っかけ回して駆除する私たちのような猟師もいたりしているワケです。

時々、優しい方で、そういう現実を呑み込む考え方として
「動物は悪さをしようとしているわけではない。ただ一生懸命、生きるために食べているだけ
とおっしゃる方もおられます。これは真理ですよね。駆除してる私たちも、「害獣」「悪さしてる」っていう見方は人間中心のエゴであることは承知していないといけません。

でも、まさか 農作物の気持ち の方に寄り添う農家さんがいるとは思わなんだ!

本来、野生のスイカ(言葉合ってるのか…?)は、動物に食べられて、種子を運んでもらうことで繁茂するエリアを拡大していくもの…とすると、私たち人間が食べて、タネをキッチンの三角コーナーにプッと吹いて、生ゴミに出してたんじゃ繁殖できないワケなんですよね。

受粉だって、うめちゃんの手によって、最も効率の良い位置に咲いた花に行われてます。
株の端の方に実った、収穫されない小さなスイカがあったんですが、これは意図せずミツバチが受粉させてしまったものだそうです。コレも、昆虫が受粉させる方が、このテの植物としては “本来の姿” なんですよね。

イヤ…うめちゃん、深いな…。マッジでトシオさんじゃったわ…!

このお話は、次回、「うめちゃんの 福賀すいか を食べてみた! 間違いない、コレは日本一のスイカじゃ…!!」に続きます。