アオリイカを釣りに行ったらなんかエギングと違う事ばっかりした話 〜ガーッ!脱・ボウズと思ったのに…!!〜

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Surf & Turf を冠するブログなのに、Surf部分が少なくない…?
とはよく言われます。
今回はFacebookへの投稿からスピンオフ的に、エギングのお話。
今日は完全に息子にカンパイDAY…!
朝から釣りに行ってたんですよ。6月の頭、春のアオリイカを狙って。
奥さんはイカが好きなので、家族が釣りに行くんならイカを持って帰って来るのが嬉しい、と。
その日のSNSの投稿を辿ってみましょう。
午前中に息子のファインプレーでコウイカゲット
夕方帰ってくる奥さんのために、なんとしてもイカを持って帰りたい息子。
7:30頃からいくつもポイントを回るも、風や足場などの環境が厳しく、イカ釣りを断念して、途中で偶然息子が親父を見かけてたので、親父のホームグラウンドでサビキとフカセ釣りでもするか…って合流してしばらくやってたら、突然息子が
「イカ!タモタモ!」
って呪文のように叫んだかと思ったら次の瞬間には波止の近くを呑気に泳いでいたコウイカを玉網ですくって生捕りにしているという離れ業をやってのけました。
【Facebookより】
エギングのポイントは人が多かったり息子には危なかったりしたので、いつものポイントでフカセしてる親父と合流したら、息子が泳いでるコウイカ見つけて自力ですくうという離れ業で奇跡のイカゲット! pic.twitter.com/9IoVGleJos
— シン@童拳坊主 まちづくり を仕事に! (@shinssurfnturf) June 7, 2020
生簀に入れて活かしとこうと思ったらおびただしいスミを吐き、生簀の網のスキマから脚を伸ばしよるんで息子は逃げるんじゃないかと気が気ではなくなってしまったので、とりあえずイカだけを一旦持ち帰り、シゴだけしたところで息子は達成感5億パーセントなのでもう海には行かないと言い、オレひとりでエギングリベンジ…
【Facebook】
親父の威厳をかけてエギングへ
ってワケで再び朝イチのポイントに戻った私。
ココは7:30頃来た時には、3人組が立て続けに3バイのアオリイカを釣り上げるところを目の当たりにした場所です。
ただ、午後に行った時も先客がいてやりづらいポジションしか陣取れません。
風が強くてやりづらいコンディション。
周りの人も釣れてないな…。 pic.twitter.com/XaQme63J4j
— シン@童拳坊主 まちづくり を仕事に! (@shinssurfnturf) June 7, 2020
さらに苦戦を強いられる私…。
…買ったばかりのエギはロストするわ、藻に引っ掛けて前から持ってたエギもロストするわ…
【Facebook】
厳しい状況が続く中、最も釣りやすい、波止の先端のポジションで釣ってた人が納竿!
そそくさとそのポジションに移動する私。
出会い(と別れ)は突然に…
ちょっと釣りやすいポジションゲット。
この撮影止めた直後、突然
ガツンッ!
って衝撃があって、エッ、ナニ⁉︎メチャ走る!重ッッ…‼︎ って竿を立てて数秒耐えたトコで白くて長い魚体が水面に
バシャッ!
って出て、リーダー切られてバレた…。
エギもうないし、メタルジグに変更してる。 pic.twitter.com/78xfzYY0xB— シン@童拳坊主 まちづくり を仕事に! (@shinssurfnturf) June 7, 2020
しまいにはなにか分からないデカい魚がエギに喰らいつき、水面で ニュルンッッ‼︎ って回ってエギごと引きちぎってくわで釣果はゼロ…。
イカは旨いけど、やっぱりガツンとファイトできる魚の方が、釣りとしては面白いな…と改めて実感する1日でした。【Facebook】
1日釣り竿出して遊んでたら何かしら面白いコトが起きるモンです。
「釣り」という視点では獲物はなかったけど、いろいろな収穫のあった1日でした。
全て日頃の生活圏内で起こったコトだから、釣りのためにわざわざ遠くから車で来ているワケでもなし、またいつでもチャレンジできるので、そういう点では前向きに何度でもトライできる、良い環境ですよね。
調理して、食べるまでが「釣り」
で、帰ったら息子に イカ尽くし の下ごしらえと、できる範囲での調理をしてもらって、獲って、料理して、食べる/食べてもらう のサイクルを体験させることができました。
(厳密にいうとまだ 〆る と シゴする はさせてませんが…)まだイカよりハンバーグが好きなので、本格的にはこれからですが、命をいただく、ウチなりの食育、継続していきたいです。
…が、今日は完全に息子に喰わしてもらいました。コレはコレで感慨深いモンあります。
【Facebook】
釣りは、楽しい。
でも、ただ獲ることだけに楽しさを求めてはいけない。
コレは私と息子のお約束です。
釣ったら、ありがたくその命をいただく。
息子にイカ尽くしコースの下ごしらえをしてもらいながら奥さんの帰りを待つ。 pic.twitter.com/2WlqRIzy3y
— シン@童拳坊主 まちづくり を仕事に! (@shinssurfnturf) June 7, 2020
- イカ刺し
- イカ焼き
- エンペラのバター醤油炒め
- ゲソ天
のイカ尽くしに調理して、家族3人ガッツリいただきました!
ところで、エギをもぎ取っていったアイツの正体は…
コウイカをしっかりいただいて、アー良い1日だった…と床についたところで、ふとよみがえるのはあのエギにガツーンと当たった魚のコトです。
結局なんの魚だったんじゃろ…。
Facebookの投稿に、M-1王者風のコメントが…!
翌日、この日のFacebookの投稿にコメントが付きました。
水面でニュルンッっとエギを持って行ったデッカイ魚!一緒に考えてあげるから、どんな特徴か教えてみてよ〜。オカンは何てゆーてんの〜、うん〜!
コッ、コレってまさか…ミルk…!?
イヤ、コレは私が中学校を卒業する頃から散髪していただいている 西のダンナ こと 理髪店 F-Style の店長…?? アレ?主に釣りの人…?ンン?西のダンナって散髪…イヤ、釣りの人だ。
なにしろ 西のダンナ がその魚の正体を一緒に考えてくれるっていうんで、早速状況を説明しました。
ちょっと妙なやりとりをご覧ください
オカンが言うには、最初はグイグイ真っ直ぐ向こうへ向こうへ引っ張っていったらしいねんな?
「…アオリイカやないかい。その特徴はもう完全にアオリイカやがな」
でもな、オカンが言うには、しばらく向こうに引っ張るのを竿立てて耐えてたら、向かって左にギューッと走ったらしいねんな。
「…ほなアオリイカと違うか…。アオリイカの推進力は“イカジェット”やからね、基本的に引っ張られる方向の反対向きにしか進まれへんのよ」
あとな、オカンが言うには、左に走ったあと、手応えがフッと消える方が早いか同時かくらいで水面にデカい魚体の一部がバシャッと出たんやけど、頭とシッポは水中で、途中の胴体だけがニュル〜ン!って出ている感じやったらしいねんな。
さらにオカンがいうには、タチウオかと思うくらい白くて細長かってんけど、こんなトコにタチウオ来るか…⁉︎って。
「ほなタチウオも違うか…」
オカンがいうには、ダツとかサワラとか、そういう類いも考えられるけど、なにしろこれまで鯉よりデカいの掛けたコトないモンやから、動転してなんもできんかったんやって。ドラグもマンキンで締めてたらしい。
「全然シロウトやないか」
オトンが言うには「スズキとちゃうか」やって。
「そんなハズはない…とも言い切れない…海の中だからどんな魚がいたっていい…!」
【Facebook】
えっちょっと最後…!?
コレを読んだ 西のダンナ の答えはコチラ!

爆面白いやないか〜い!
その特徴はコイツと違うかー
やっぱり ダツ か〜! 英語では「ガー」ってヤツですね。
サヨリとかサンマの仲間で、こんなに突んがったフォルムなのに猛スピードで泳ぐから、人間に刺さって死亡事故担ったりしている例もたくさんあるそうな…おっかねー!

ソコで釣れたヤツ
西のダンナ は私のいたポイントをよく知っているので、過去に同じ場所でダツを釣ったこともあるそうで…って、デカ〜ッ!!こりゃエギも引きちぎるわ。
調べるとダツは初夏に浅瀬の藻場に産卵にやってくるそうで、そりゃ同じように藻場に産卵に来るアオリイカを狙えば出くわすコトもあるよね…。
それに光を反射する小魚のウロコなど、光るモノに突進する習性があるそうだから、ラメがかったエギにアタックしてくるのも頷ける話…。
確かに水面からニュル〜って出たボディはこんな感じじゃったわ…。
というワケで、私が掛けたのはほぼ間違いなくダツ!
(密かにこの記事のタイトルで親父ギャグってました)
食べてもおいしい魚のようなので、次回は是非、しっかり取り込んで、私の体内にも取り込んでやりますぃね!
おことわり
本文中では 西のダンナ をだいぶイジってますが、実際はメチャメチャ凄腕の理容師さんなので、釣りが好きで日本酒が好きで、下関・北九州の食べ歩きが好きな人は、髪が伸びたら F-Style 行ってみてください!会話が弾むよ。
人気のお店なんで、事前に予約された方が良ェですよ。ものっすごく丁寧に仕上げてくれます。八村 塁のサイドみたいな、0mmから少〜しずつ長くしていく「フェード」とかマジ芸術。
これからの季節、F-Style の フェードスタイル でライバルに差をつけろ!