山口県育ちでも知らない山口県の“ソウルフード” 「チキンチキンごぼう」!給食ナンバーワンメニュー

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小学生の頃、学校で過ごす1日の楽しみといえば給食!だったという方も多いでしょう。
同窓会や飲み会で「好きだった給食のメニュー」って、盛り上がる話題のひとつではないでしょうか。
ちなみに私の好きだった給食メニューは
「サバのホイル焼き」
でした。サバをドーンと甘辛い味噌でホイル焼きしてあるんですよ。ゴハンがススム君でしたね…
そんでやっぱ給食って言えばカレーライス!とか、ソフト麺!とか、クジラの竜田揚げ!とか、脱脂粉乳!とか、世代ごとにいろいろ主張があるモンです。
それでは、最近の山口県の小学生の熱愛給食メニューはというと、
恐らくダントツ人気は「チキンチキンごぼう」だと思われます。
よく知らないけど、どうもそうみたいなんです。
チキンチキンごぼう
一言で表すと
「揚げた鶏モモ肉 と 揚げたゴボウ を 醤油・砂糖・酒・みりん の甘辛いタレにからめた料理」
です。
数年前にテレビの山口県ローカル番組で初めてその料理名を聞いた時には、私は右眉と左眉の位置が交差するんじゃないかってくらいの勢いで眉をひそめました。
- 「郷土料理」という割に名前がポップ
- 「チキンチキン」と繰り返すなんてポップ
- 揚げた鶏とゴボウをタレにからめるだけなんてポップ
「ポップが過ぎますぞ 姫さま!」
それまでの山口県の郷土料理のイメージといえば、私には
- けんちょう
- 瓦そば
- 岩国寿司
ぐらいしかなく、「チキンチキンごぼう」に感じる違和感は半端ではありませんでした。
そもそもなんで急に チキンチキンごぼう が登場したの?
なんでも チキンチキンごぼう は、もともと家庭料理だったようで、1995年頃に山口市で給食メニューを保護者に募ったところ、応募があったのがこの チキンチキンごぼう だったそうです。
それから山口市の学校給食メニューにバーンと採用され、ガーンと人気が出て、ドーンと県内に拡がった、というワケですね。
給食のメニューから定着したっていうエピソードはなんだか あったかくて良いな… と思います。
チキンチキンごぼうの作り方
それでは気になる チキンチキンごぼう の作り方を。
コレは一例なので、甘め〜辛め や、片栗粉つける〜つけない や、枝豆添える〜添えない など、お好みで調整されてみてください。
とにかく 鶏モモ と ゴボウ が油で揚がってて、醤油と砂糖の甘辛いタレにからまってたら チキンチキンごぼう です。
シンプルで自由なのが チキンチキンごぼう の良いトコロ!
「されど奥が深い…」みたいなのもナシ!
【材料( 4人分)】
鶏モモ肉 2枚(200gくらい)
ゴボウ 2本(140gくらい)
塩コショウ 少々(鶏モモ に下味を付ける用)
片栗粉 適量(鶏モモ と ゴボウ に まぶす用)
醤油 大さじ1杯
砂糖 大さじ2杯
料理酒 大さじ1杯
みりん 大さじ1杯
白ゴマ 少々
※ 上記の調味料の分量は、やや甘めにできあがる想定です
【作り方】
- ゴボウを薄くななめ切りにして、水にさらす
- 鶏肉をひとくちサイズに切り、塩コショウで下味をつける
- ゴボウの水気を切り、ゴボウと鶏肉に片栗粉をまぶす
- 180℃の油で、キツネ色になるまでゴボウを揚げる(ゴボウから揚げます!)
- ゴボウに続いて、180℃の油で鶏肉を揚げる(揚げた時の気泡がシュワワワ~って小さくなった頃が揚がり頃の目安です!)
- 醤油、料理酒、みりん、砂糖を鍋で熱し、一煮立ちさせて 甘辛いタレ を作る
- 揚げた鶏肉とごぼうをボウルに移し、甘辛いタレを入れてよく混ぜ、からめる、お好みで白ゴマをふりかけると チキンチキンごぼう のできあがり!
で、先にちょっと出てますが、彩りとして枝豆をサヤからむいて載せると見た目も良いです。
給食のメニューとして人気なくらいですから、お子様ウケも最高ォ!
ビールのオツマミにも最高ォですよ!
皆さんぜひお試しください!