1. TOP
  2. まちづくり
  3. 「ヒカ次郎の“夜”」再発見した山口県の魅力から。田舎で格好良く暮らすライフスタイルを発信すること

「ヒカ次郎の“夜”」再発見した山口県の魅力から。田舎で格好良く暮らすライフスタイルを発信すること

日中、ヒカ次郎として山口県内を巡り、新たな魅力を知ったヒカル。

ヒカ次郎の夏

道の駅おふく
別府弁天池
長門湯本温泉「礼湯」
千畳敷「カントリーキッチン」
百姓庵と向津具半島 俵島

夜は、5月に自らのイベントで公約した「ヒカルを囲む会」が開催されるので、そこでもまた、山口県の魅力や今後の活かし方について、話題に上りました。

【関連記事】
谷上プロジェクト in 下関 第2弾!「下関市豊北町で地域のリアルな課題と可能性を探る講演会」に参加しました。(2018.5.12)

百姓庵でも語られていたビジョン

私からどこまで掘り下げて紹介できるのか分かりませんが、百姓庵にお邪魔した際に、井上雄然さんの奥様で、百姓庵HP(リンクは「Profile」ページ)でも【代表取締役妻】という肩書きで紹介されている 井上かみ さんとヒカルの対談に同席させていただきました。

その中で、今後の「まちづくり」を考えた時に、「豊北地区」とか「長門市」とか、そんな狭い範囲のことを語っている場合ではない、とするビジョンが話されていて、感銘を受けました。

萩から下関まで、R191沿線の景観を活かして、各所に散りばめられた観光名所お店アクティビティなどを有機的に結びつけた、「山陰エリア」としてのマーケティングを考えよう、というものです。

これはワクワクする取り組みです。ぜひとも絡んでみたい!
かみサンは元·旅行会社でトップセールスに輝いたコトをサラッと話され、ビジョンについて語られるにもそのスキルやストラテジに裏付けされた説得力、これまでに築かれてこられているネットワークから想像できる実現可能性がビシバシ伝わってきます。“ハンパない”のは雄然サンだけではなかった…!!

ヒカルを囲む会 @やきとり一心

かくしてヒカルのウォーミングアップも万全、地元の居酒屋 やきとり一心 で「ヒカルを囲む会」がスタートしました。直前のキャンセルがあって、4人でのスタートとなりました。
老舗うに店「中嶋商店」の跡取りで、ヒカルの取り組みに興味を持って、イベントごとに参加してくださっている 中嶋さん と、こちらも創業60年を超える自動車整備・レンタカー等の企業「小山モータース(リンクは「ライフアクセサリネット」)」を継ぐために修行中であり、ヒカルの中学校の同級生 小山さん 、そしてヒカルと私です。

自己紹介からも見えてくるところ

ヒカルを中心に集まってはいるものの、参加メンバー同士はほとんど話したことがなかったりするので、少しずつ自己紹介を交えながら会は始まります。

最初はお互いモジモジモード

そうすると、参加者同士で意外と共通点があることに気づいたりします。
例えば…

  • そこそこ学校で勉強はできていたけど、あるところでフッと「アレ?」って思って何かを見失った時期がある。
  • 家業を継いだり地元に残ったりすることにあまり疑問を抱いていなかったけど、そうするにしても外の世界を見ることは大事だと思っている。

など、妙な一体感がオッサン4人の間に芽生え始めます。
こうなるともう、何を言っても面白いし、何を言っても盛り上がる。

頷いてるのかヘッドバンギングしてるのか分からないくらいにお互いに響き合い、同調しています。

R191スタイルの確立

今日1日、ヒカルが県内をドライブして感じたことは、「格好良いライフスタイルの提案」でした。

  • オシャレな道の駅があって、ブルーベリーなんかもちょっと収穫できる。
  • 涼しくてのどかな絶景があって、ニジマス料理チョウザメの養殖まで見られる。
  • しっぽり温泉があって、風情と情緒のある街並みが残っている
  • 海を見晴らす高台に、手作りのパンでオシャレなサンドイッチオランダのビールを出す店がある
  • 半島の先っちょに、自然や人間の力強さを感じるカフェがある

ここに並んだキーワードを、ここに住む人たちのライフスタイルとして確立し、PRしよう!コレがオレたちのスタイル! みたいな話なんですけど、イマイチイメージしづらいかもしれません。

具体的な例としてヒカルが挙げたのは、千畳敷でヒカルが飲んだオランダのビール グロールシュ です。

コレを地域限定で定番化して「山口県の山陰方面行くと、そこに住んでる人はなぜかみんな緑色のボトルのオシャレなビール飲んでる。オシャレっぽい、やってみたい!映えたい!

みたいなのを オッ立てよう と。コレが「豊北スタイル」だ!、イヤ、もっと広いビジョンで捉えるなら「山陰スタイル」…フム…どうでしょう、

R191スタイル

と呼ぶのは。イチキューイチスタイル。

ヒカルの構想の中に、「山ガール」という言葉やファッションがアッという間に浸透し、大きなムーブメントになったように、山口県の豊北地区を含む山陰エリアでは「サーフカルチャー」をきっかけにライフスタイルを展開できないかというビジョンがあります。

もう一言バラしてしまうと、ヒカルは「サーフカルチャーからのアグリカルチャー」という、ちょうど韻も踏んだ語呂の良い言葉も懐に隠しています。

「サーフカルチャーからのアグリカルチャー」という言葉は、もともとサーフィンをしていた私には実にしっくりくるというか、すごく憧れの強いライフスタイルです。
要はマリンスポーツをメロウに楽しむ生活に、農業も取り入れましょう、と。
ここで言う「農業」とは、“ガッツリ就農”というイメージのものではなくて、“生活の中の潤い”に近いもの。自然を相手のマリンスポーツを楽しむ毎日に、自然の恵みに触れる愉しみもプラスする、というものでしょうか。
その例というのが朝一番に見た、ブルーベリー畑だったワケです。

早起きして海に行き、朝イチの波に乗って、帰って朝露がキラキラ輝くブルーベリーを摘んで、ヨーグルトだかパンケーキだか、そんなのに載っけて食べる、と。男ならシュッとした白いフレンチリネンのシャツですわ。女子ならフワッとした長いワンピースですわ。
で、夕方頃は緑色のビール瓶持ってオシャレに飲んでる、と。

良ェやんけ!ヒカルのイメージ (途中から大半私の妄想ですが) ステキやんけ!

私のイメージする「湘南」とか「カリフォルニア」ってそんな感じです。みんなビーサン履いてて、日焼けしてて、色落ちしたジーンズかサーフパンツ穿いてて、自転車もビーチクルーザーみたいのに乗ってる。

そこまでコッテコテじゃなくても、「なんか豊北辺り行くと、みんなサーフファッションっぽい感じで、自然と調和した格好良い生活してる」っていうイメージをヒカルは オッ立てたい んだな…と。

そこで飛び出したR191スタイルの具体例

ヒカルのイメージした「豊北スタイル」=R191スタイル の具体例にはキーとなるアイテムとして グロールシュ の緑色のビール瓶が登場しました。コレにインスパイアされた私のアイデアは

豊北ジンジャーッス を使用した ジンジャーエールです。

観光客が来て、「なんだ?あの地元の人がみんな飲んでる爽やかげなヤツ…?」と気にしている。

(流行るモノには敢えて地名を入れないんだそうなんですよ、なので、例えば生姜を生産している農園の名前から…)

「あ、コレ? 四つ葉ジンジャーエール っスよ」とクールに返す…!

三ツ矢サイダー” ならぬ “四つ葉ジンジャー”。商品名としてもキャッチーでしょ?ボトルもオシャレげなヤツにして…
生産にはいろいろと立ちはだかるモンもあるようなのですが…豊関農機さん、いかがでしょう…?

それと勢いでもうひとつ思いついたのが、R191エリア BBQの町
週末はいつもどこかでBBQやってる。居酒屋とか少ないから、自然と「宅飲み」文化が発展して、どっちかってとBBQ用の食材を専門に売ってるお店とかできたりして、当然 四つ葉ジンジャー も置いてあって。みたいな。長州どり なんか独自のBBQスタイルでレシピできないですかね…。

それで、そこでぜひやってみたいのが、映画「ビッグ・ウェンズデー」で観た、ビアサーバーの樽を肩に担いでパーティーにやってきて、みんなの前で ブッシューッ!! ってビール噴出させながら樽に蛇口を取り付けるシーン。コレを豊北スタイルのBBQ開始の合図にしたいな、と。

週末の夕方、島戸辺りをサーファーの兄ちゃんがビア樽担いでノシノシ歩いている、とか、ピックアップトラックから下りてきたお父さんが荷台からビア樽を下ろしてブッシューッ!! やってる、とか。

私がひとりアルコールの力で妄想特急と化しているにも関わらず、熱心に私の戯言を聞き、笑ってくださった お三方には本当に感謝しています。今文字にしてみてもブッ飛んでますね。

道の駅 北浦街道 ほうほく の社長 登場

やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ…っていうタイミングで満を持して本日のスペシャルゲスト「道の駅 北浦街道 ほうほく」社長、久保さんの登場です。

ヒカルも私もご近所さんで、子供のころからお世話になり続けている“久保のダンナ”。道の駅ほうほく の経営のお話から、どんどんどんどんその経歴を根掘り葉掘り聞きまくって、聞けば聞くほどすげぇバイタリティ!毎日修行!! 若くしていきなり商工会青年部の部長に就任したり、野球一筋の人かと思ってたけど実は野球は社会人になってから始めてたり、その野球が縁で学校関係の役職を歴任したり、マジで波乱爆笑

みうらじゅん の「ゆるビトGP」第3回で準グランプリに輝いたり、なんていうか「持ってる」って言葉では安過ぎる、でも決して狙ってガツガツやった結果ではないっていう、本当にその時その時をひたすら一生懸命努力されてきて、それを継続されてきて、この笑顔が出るんだな…ということをしみじみ感じました。

今後の久保社長の展開、目が離せません。

ヒカルを囲む2次会@スナック城山

1次会で勢いづいてしまったヒカル(と私)、もう少しイッときたい。
翌日のお仕事や用事のある方は遠慮されますが、小山さんと3人で 「“城山”行こう!」となりました。
“城山”とはこの辺りで唯一の、カラオケのできる飲み屋さんです。ジャンル的には「スナック」になるのでしょうか…あ、正式名称が「スナック城山」みたいです。

歩いて行ける距離なので、居酒屋から“城山”まで歩きます。時間は22:30。

21時以降 点滅信号に変わっている交差点を渡って…

アレ…?

お店の明かりがついていない…。

出ました、城山あるあるです。
スナックといえども、毎日夜遅くまで開いているワケではないんです。
お客さんが来そうにないな、とママさんが判断したら22:00過ぎには閉まっていることがあります。
これが実に微妙で、さっきまでいた やきとり一心 が22:00までなんです。

それで、閉店まで飲んで、よっしゃ歌でも歌いに行こう!ってなった頃に スナック城山 の明かりがフッと消える… 私は今年、何度かコレを経験しました。あまり外に飲みに出ることのない私でもそうなんです。

田舎の夜は早い!

(事前に スナック城山 に電話して、後で行くから開けといてね って伝えておけば良いんですけど、まァ、それはそれとして)

しかし、実はまだ、起死回生のチャンスはあります。
小山さんがすかさずママさんに電話をかけます… エッつながった…?

小山さんが電話を切ると、フッとお店の入り口に明かりがともり、ママさんがドアを開けてくれました。

まだ店内に残っているママさんに直接交渉する、という方法があるんですね。こういうコミュニケーション、ママさんには迷惑なのかラッキーなのか分かりませんが、なんだか良いですね。

イヤー、入店できました。
ママさんがひとりで切り盛りされているスナック城山。これまで「これが城山」というイメージで特段思い入れもありませんでしたが、こうやって改めて写真にしてみると、ノスタルジックな雰囲気で良いですね…。

こちらがママさん。
特に積極的にお話するワケでもなく、お酒を入れてくれて、私たちが話したり歌ったり、グルグル店内を踊り回って騒いでいるのを見守って、用のない時には静かに座っている。そういう人に私はなりたい

ヒカルと小山さんは同い年、私は一回り違うオッサン。
3人でお互いに「次、コレ歌ったら盛り上がるんじゃないかな…??」っていうのを、思考回路が95%停止したアタマで一生懸命考えて、ひたすら踊り狂って盛り上がる。
お酒が好きでない人からみたら、地獄のような光景。
私たちにはフルマラソンの40km過ぎ辺りの心境。

酒よりで恐縮ですが、素晴らしい 飲みニケーション がとれました。

みんなの心配は、この最後の砦 スナック城山 がいつか閉店してしまうのではないか、ということ。
誰かが跡を継いでくれないのかしら…という声はあちらこちらから聞こえます。

ヒカルと徒歩で帰宅

しっかり歌って、お店を出たら、もうタクシーは走っていない時間です。
ここから寝ている家族を起こして迎えに来てもらうのか…それとも…

家まで2km強、歩いて帰るのか…
(偶然、さっきのスナックが40kmなら、歩いて帰ったらフルマラソン完走って距離です。)

まァ、一択ですよね。

それで、近くのコンビニで最後のお酒を買って、ヒカルと語りながら飲みながら歩いて帰りました。
これがまた、良い。

ヒカルがまた、良ェコトを言ってました。

「何かをしたい、って思ったとき、とかく人は “何をやるか” から考えようとする。でも本当は、何かドカーンと起こすときに最も大切なのは “誰とやるか” 、それから次に “どこでやるか” 、そんで最後に “何をやるか” なんだ」と。

飲んで酔って帰る道のりも、誰と帰るかが大事か…

ウェ〜ス

そうか、こいつめ!

かくして豊北の夜、ヒカ次郎の夜は更けていくのでした。