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「ヒカ次郎の夏」山口県の魅力を再発見。田舎で格好良く暮らすライフスタイルを発信すること ③長門湯本温泉「礼湯」

INDEX

    1. ヒカ次郎の夏
  1. 湯本温泉 礼湯
    1. 長門湯本温泉
    2. 「礼湯」へのアクセス
    3. 「恩湯」の思い出
    4. いざ「礼湯」へ (入浴シーンなし)
    5. 「市営公衆浴場」としての役割
    6. お湯も良ェ!
    7. 小銭を意外と取られるシステム
    8. ヒカ次郎の夏

“日本のシリコンバレー”「谷上プロジェクト」に参画する企業「株式会社レストレーション」の代表であり、“ひと回り離れた幼馴染”でもあるヒカルが帰ってきました。

「山口県の魅力を知らないまま県外に飛び出してしまった」と言う彼に、まだ知らない山口県を見てもらおう、という半日のドライブを行いました。

ちょうど息子も同行し、ヒカルに懐いて可愛がってもらったので、今回の記事のテーマは「ヒカ次郎の夏」とし、写真のキャプションを「ヒカ次郎」に連れられた「まさお君」目線で入れてます。

ヒカ次郎の夏

道の駅おふく
別府弁天池
③ 長門湯本温泉「礼湯」
千畳敷「カントリーキッチン」
百姓庵と向津具半島 俵島

湯本温泉 礼湯

今日の旅で出発前に決まっていたことのひとつが「温泉に入ること」。最初は 俵山温泉 の 白猿の湯 に行こうと勝手に思っていたのですが、弁天池を出たところでヒカルが「湯本温泉に入ったコトがない」とモグリ全開発言をしたので、これは湯本温泉だろう、というコトになりました。

長門湯本温泉

長門湯本温泉と言えば、2016年12月のプーチン大統領来日時の日露首脳会談が行われた 大谷山荘 もあります。
(この勢いでネタバレしてしまうならば、日露首脳会談でのワーキングディナーで使用された食材 (リンクは長門市HP) のひとつが、この後訪問する「百姓庵」の「百姓の塩」だったりします)

とは言え、今回の旅のテーマは「山口県の魅力再発見(ただしヒカ次郎に限る)」ですから、既に世界中に発信された魅力を改めてヒカ次郎に知らしめなくても…というコトで、むしろ長門湯本温泉の基本、「元湯」とも言える「恩湯(おんとう)」に行こうと思ったのですが、現在改装中とのことで、もうひとつの公衆浴場 長門湯本温泉 公衆浴場「礼湯(れいとう)」 に行くことにしました。

「礼湯」へのアクセス

山と山の間の谷みたいなところに温泉がいっぱいあった。

駐車場から歩く途中でセミの ぬけがら を拾った。

「礼湯」は「恩湯」の裏手、少し坂を登ったところにあり、敷地内に駐車場がありません。
音信川の東岸の細い道を北に進むと、「湯本温泉ホテル 沈水」の駐車場があり、そこの一角が「礼湯」利用者も使用できる駐車スペースであることが書かれた掲示がありました。

温泉が出てくる蛇口があった。

駐車場に車を停め、音信川に沿って南へ、川の流れとは反対にしばらく進むと、元々「恩湯」が建っていた場所が改装工事のためボックリ掘られていて、傍らに「温泉スタンド」なる蛇口がありました。
この坂に沿って、坂道を登って行くと「礼湯」です。
(この坂が途中でY字に分かれ、進行方向左側を登ると「礼湯」の入り口です。右側階段で、恐らく「礼湯」の入り口には着きません。ちょっと紛らわしい、“上向きの矢印”の描かれた立て札があります)

「恩湯」の思い出

ちょっと話は戻りますが、「恩湯」跡地の傍らにあるこの蛇口。なにしろ「恩湯」は 湯本温泉 の「元湯」ですから、在りし日の「恩湯」はその男湯の湯船の真下、足元から温泉が湧き、そのまんま浴槽に張られていました。全く加熱も加水もされておらず、水温もちょっとぬるめ、浴槽も一般的な温泉に比べて深かったので、首までドップリいつまでも浸かっていられそうな湯でした。それで本当に1時間浸かって外に出ると、体の芯からポカポカして、外のレトロなポストの横で、12月なのにTシャツ姿でしばらくベンチに座って涼んでいたことを思い出します。

いざ「礼湯」へ (入浴シーンなし)

「礼湯」はバリアフリー化されていて、施設も整備されています。
入り口から入ると小さな番台というか、受付があり、その側の券売機で食券のように入湯券を購入します。

驚くべきはその入湯料金! 大人は200円です。子供は赤ちゃんから小学生まで100円
市営の公衆浴場なので実にシンプルですね。

シンプル過ぎて石鹸やシャンプーも置いてありません。青い箱の牛乳石鹸小さなボトルのメリットそれぞれ200円で購入できます。ヒカ次郎はシャンプーのみを200円で購入しました。

「市営公衆浴場」としての役割

脱衣所でおじいさんが「ココは石鹸やら何もないど?」と教えてくれたので、「えぇ、買いましたよ」と答えました。

このおじいさんは毎日ここで温泉に入っているそうです。「ココはの、ワシら70歳以上は100円で入れるんじゃ」とのこと。さすが市営の公衆浴場ですね。

 

「ワシは独り暮らしでの、毎日フロ掃除して、沸かして…っちゅうんは やっちょれんほぃゃ」

 

オォ…なるほど…!! それなら「じいさん、温泉に安ゥ入れて良ェね」とかいう薄っぺらい話ではないですね。確かに、独居老人で自分だけが入るための風呂に毎日毎日かける手間と苦労を考えると、1回100円で入浴できて、しかも温泉っていうのはかなり魅力的ですね。

さらに入浴中に万が一のことがあっても、誰かが見てくれているのは安心です。
毎日来ていれば「最近○○さん来ないね、体調崩しとってんじゃなかろうか…」と気にかけてもらうこともあるでしょう。
毎日会話もあるでしょうし、近所に住むお年寄りにとってはかけがえのない大切な施設でしょう。

お湯も良ェ!

さすが「恩湯」と双璧をなす公衆浴場…泉質も非常に良いです。オノマトペで表すなら

♪ヌルサラ〜ン

でしょうか。
「恩湯」と同様、浴槽も深いので、身長120cm台の「まさお君」は立ったまま浴槽の中をウロウロし、それでも肩近くまで浸かれているという状態でした。水温は「恩湯」よりもやや高めで、沸かしているんだろうな、という感じです。それでも一般的な銭湯などよりはぬるめだと感じました。39℃〜40℃辺りとか…飽くまで個人的な感想です。
大きな入浴施設のようにたくさんの浴槽があったりサウナや薬湯があったりということはないのですが、純粋に温泉の湯に浸かって「アァ〜ッ」っつって手脚をのばしてシッポリマッタリするには最高です。

小銭を意外と取られるシステム

おじちゃんはお風呂上がりに髪型を整えていた。

ドライヤーを使えばいいのに。って言ったら、お金がかかるんだって。

入浴前に脱衣所で着替えをコインロッカーに入れ、100円玉を投入しました。
下にコインの返却口のあるタイプのロッカーだし、市営の浴場だし、当然使用後に100円が返ってくるタイプのアレだと思っていたら、キーを回した瞬間、足元の方で「ドスチャリ〜ン」みたいな音がしました。よく見るとロッカーのドアにところどころ「100円玉は戻りません」って貼ってある!

そして写真のように、ドライヤーも有料(そして私物ドライヤーの持ち込み禁止です)

市営公衆浴場とはこういうモンだ」という 心づもり が必要です。
安い銭湯」と思っていると、戸惑ったり腹が立ったりすることがあるかもしれません。

お風呂上がりにちょっとだけベンチで休憩した。

帰る時に、また橋から鯉を見た。

お風呂上がりにポカポカとベンチで休憩して、また音信川沿いに鯉を眺めたり、温泉街の雰囲気を楽しみながら駐車場まで歩くのも楽しいですね。

ヒカ次郎の夏

道の駅おふく
別府弁天池
③ 長門湯本温泉「礼湯」
千畳敷「カントリーキッチン」
百姓庵と向津具半島 俵島