日本に何人か激しく同意してくれる人がいる。ワーホリのソウルフード = ミーゴレン。パクチー焼きそばも試してみました。

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「22歳〜23歳の1年間をワーキングホリデー制度を利用してオーストラリア・メルボルンで過ごしました」って言うと、結構な割合で
「印象に残ってる食べものは?」
って訊かれます。
良い質問ですねェ…!!
メルボルンは様々な国からの移民がそれぞれの「居住区」のようなサバーブを形成していて、トルコ人居住区で食べたライスプディングとか、イタリア人居住区で食べたムール貝のナントカとか…そこならでは、という食事も何度か経験しましたね…でも、それって敢えて1年間を通して特に印象的だったとして語るようなモンでもない…なんせイマイチ記憶にも残ってないくらいですから。
日常的な食事で懐かしいのは、住んでいたClaytonってサバーブの、駅の近くの商店街的なところでTake away (イギリス英語ではTake outではなくてTake awayが一般的)してたピザ・ハワイアーナとか、中国系移民の“ゲンさん”のロティサリチキンとか、インドネシア料理の詰め放題で必ずチョイスしてたカレーみたいな料理とか…。スーパーで買ってたミートパイとか生ソーセージとか、ビーフやラムのステーキとか…。職場で必ず昼食に食べてた冷凍焼けしたラーメンの麺を創味の醤油ラーメンスープに入れて、ガチで辛いチリソースと賞味期限切れのSushinori-Goldをトッピングした「ダイワラーメン」…。
私を8kgも肥えさせた、ガソリンスタンドのレジの横に置いてあるMarsとかSnickersとかのチョコバーや、ミネラルウォーターより安い “VB”っていうビール…。
これらはひとつずつそれぞれ思い入れやエピソードがあって、「印象に残ってる食べものは?」って問いに対して一言で応えるには重すぎる…。
間違いなく、一言で済ませる「印象的な食べもの」って言えば「ミーゴレン」に尽きる
間違いないです。
夕食で最もお世話になった食品といえば「ミーゴレン」です。
インドネシアの辛い焼きそば「ミーゴレン」の袋麺(リンクはWikipedia)。
私がワーホリしてた2001年〜2002年、アジアングロッサリーのお店で、4つでA$1.00でした。当時1A$=65円くらいでしたから、1個あたり20円以下だったワケです。
いっぺんに4個食べちゃうコトもありましたね。シェアハウスに住んでたから、共有のフライパンでガーッて作って、プラスチック製のラーメン丼みたいな器にドーンと移して、リビングでThe Simpsonsとか観ながら一瞬で食べ切っちゃいながら日が暮れていく平日の夕方…
聞こえは侘しいけど、コレ、メチャクチャ旨いんですよ。
味は いかにもアジアンでスパイシー。袋に入った状態のソースの見た目も絶妙に怪しい。体には良くないと思いますが、エラくクセになります。
もしかして日本では違法な成分とか含まれてるんじゃないかしら…って思ってたほどですから、日本で日頃の行動範囲内にある輸入食材を扱うお店で普通に売られているのを発見したときの感激ったらありませんでした。
大人になってから、ショッピングモールとかにある復刻版駄菓子屋みたいなお店でモロッコヨーグルに再会したトキのあの感じです。
で、今日たまたまちょうど良かったから買ってきた
今日の行動範囲内にあった カルディコーヒーファーム で買っちゃいました。
さすがにオーストラリアほどのコスパは叩き出していないんですが、1個あたり100円を切っているのは嬉しいですね。
内容はこんな感じです。普通の袋麺のラーメンのような縮れ麺に、先述の怪しいペースト状の調味料と、粉状の調味料やスパイスです。成分などの詳細はあんまり調べないようにしてます。
麺をスキレットで3分間茹で、ほぐします。
お湯を切って、怪しいペーストと、粉状の調味料をブッ込み、混ぜ合わせます。
メチャメチャ良ェ匂いがします。
混ぜ合わせおわったのがコチラ。さすがなんの手心も加えていないプレーンなミーゴレン。
ひとすすりすると、万感迫るモンがあります。
奥さんに食べさせると、辛さに悶絶していました。
これまで、この食べ物の辛さのレベルについて考えたコトがありませんでしたが、カレーを中辛までしか食べない人には無理かな…という気もします。
パッケージには目玉焼きがトッピングされた写真が載っています。
所詮チープな“袋焼きそば”ですから、具を入れたりしたゴージャスなものはちゃんとしたレストランで食べるのが良いんじゃないかな…と個人的には思いますが、目玉焼きを載っける贅沢は、このミーゴレンでできるベストなカスタマイズではないでしょうか。エッグ・オン・チキンラーメンみたいな。
ちょっと割高になりますが、近くに輸入食材店はないけどぜひミーゴレンにトライしたい!
って方は↓こちらでも購入できます。
↓コチラは激辛バージョン。私は実はこっちの方が好きです。
ついでにパクチー焼きそばも食べてみた
こちらはついでに購入してみたパクチー焼きそば。
コレはメルボルンでも購入したことがありません。
一時期話題になってましたよね。
調味料は3種類。真ん中の緑色の袋に乾燥したパクチーがドッサリ入ってます。
カップ焼きそばについてる青ノリをイメージしてたら、なんなら1回分のお茶っ葉くらい入ってます。
赤い袋がシーズニング。黄色っぽい袋が調味油です。
ミーゴレン同様、茹でてシーズニング類を振りかけます。
パクチーの存在感がスゴイ。
かき混ぜたところ。レモン風味と、当然パクチーの香りが立ちこめます。
一口すすると、ムッ…!!
生のパクチーよりなんだか香りが強い気がする…。
乾燥して凝縮されたパクチー臭が焼きそばの湯気で戻されて、口の中に充満するというか…
「ワシには 強すぎる…」
私の中のポムじいさんがそう訴えます。
味は、好きです。コレもいかにもアジアンなテイスト。辛くないし。
しかし、パクチーが強い…!
生のパクチーのフレッシュな感じとは少し違う…近いところで言うと、庭で採ったミントと黒い容器のフリスクの違いといったところでしょうか。イヤ…なんて言うか…
…分かった。ハッキリ言おう。
カメムシ喰ってるみたいだ
旨いアジアン焼きソバにカメムシトッピングしたみたいな。
話のタネには良いけど、私にはミーゴレン様があるんで、よっぽど「今日はイッとくか…カメムシ…」って気分にならない限りはないかな…。
調子にのってふたつ買っちゃってるけどな!
しかし一方で、次食べちゃうと段々ハマる沼かもしれない…。
コチラもAmazonで購入できます↓
↓ラーメンもあります。ラーメンの方がキツそうなイメージ。湯気出るし。