今年もステージ司会します!田耕納涼夏まつり テーマやイベントにも口出ししてたら企画責任者になりました

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今年も田耕納涼夏まつりの実行委員をやってます、童拳坊主のShinです。
童拳坊主立ち上げからこの祭りに関わり、直近3回はステージの司会も務め、なんとなく祭りの雰囲気は掴めてきましてので、6/1の第1回実行委員会で童拳坊主企画をブッ込んでみたところ企画責任者に任命され、いきなり役員になってしまいました。
大先輩方の「とりあえずやってみろや」という、期待なのか諦めなのかわからないモンを背負って、やっちゃろーじゃねーか!
ってところです。
今年のステージ企画のテーマは「大同窓会」!
田耕小学校が2015年に閉校になり、田耕地区のみんなは心にポッカリ穴が空いています。毎日の生活は普通に送っているけど、潜在的に。
どんどん風化してしまう田耕小学校の思い出。語り継ごう、語り合おう、って思いました。
その絶好のチャンスがこの田耕納涼夏まつりです。
- お盆の終わり、田耕を離れて生活している人も帰省している。
- 夏休みの夜、小学校の隣のグラウンドっていうシチュエーションはジッタリン・ジン的なノスタルジックでセンチメンタル。
- 子供からお年寄りまで、3世代・4世代がいっぺんに集まるイベントはコレしかない!
コンセプトは「イベントを見ているお客さんに、田耕小学校にまつわる懐かしい話題を提供する」
具体的なイメージとしては、ステージから「給食!」って話題が会場に放り出されて、家族で見ているお客さんがソレを受け、それぞれに
「ワシの頃はクジラの竜田揚げが…!」
「私はランチルームでチーズババロア大福を…」
「運動場でイモを作ってのォ…」
と語り合える感じです。
60分間のステージ企画の時間で、こんなコトできないかな?って思ってます。
ノスタルジック大賞
- 各世代の代表者にステージに上がってもらって、テーマごとに回答してもらう
先述の「給食」の例みたいなイメージですね。
クイズ年の差なんて
- 田耕小学校に関する、世代特有のクイズを出題する
「しいたけすっぽん びんびんびん」が答えになるような問題とか…
(田耕小学校出身のアラフォー世代なら全員分かる)
ボーダーどこだ?
- 時代によって変化したもの、誕生したり廃れたりしたものの境目を探る
全校夕会の集合時BGMが「夏みかんの花」になったのはいつから?とか
他にも、お年寄りには若者言葉、子供には超土着の方言で伝言ゲームしてもらう…とか。
暗くなるまでは子供向けイベント
これまで夕方、お祭り開始から人が集まってくるまでの明るい時間帯は、子供たちが参加するイベントを実施してきました。
かつては「うなぎのつかみ取り大会」とかやってた時代もありましたが、この最近はずーっと「草履飛ばし大会」です。
地区のお年寄りが作った 草履=わらじ をゲゲゲの鬼太郎のリモコン下駄スタイルのキックで飛ばして、その飛距離を競うものです。
これも偉大なるマンネリだよな…ってコトで、今回は一新、豊北町名物の梨を使って「梨の皮むき大会」を行うことにしました。
私だけのアイデアの段階では、お年寄りと子供でお手玉対決とかコマ回し対決とかを考えていたんですが、あくまでショーであって、客席から見ても楽しめるものでなければならない、ってコトで、6/8の企画会議で「梨の皮むき大会」のアイデアが出された、っていう経緯です。
ところがコレが、6/15の第2回実行委員会で「小学校低学年やそれ以下の子供達には難しすぎる」という意見が出て、一旦考え直すコトになっています。年代によってルールを変えるのか、種目を変えるのか…。
田耕地区納涼夏まつりとは!?
田耕地区納涼夏まつりは、今から30年以上も前に、地区の青年団的なお父さんの集まり「新農友会」によって始まりました。
当時は田耕小学校も児童が100人くらいいて、地区でのイベントも凧揚げ・竹馬大会やら駅伝大会やら、小学校の運動会の後、午後から行われる地区民体育大会やら…田舎なりに盛り上がっていました。子供だった私はイベントごとに親父らが酒を飲み、何を話しているのかわからないけど、いつまでも座り込んで楽しそうに語らうのを横目に、友達と走り回って遊びながら、あれが大人の姿だ、となぜか格好良く見えたものでした。
田耕には伝統の盆踊りがない、っていうことで、当時の実行委員長らは下関の「平家踊り」を習いに行き、地区の先生が口説き(歌詞)を作り、平家踊りの替え歌風の“田耕踊り”を作りました。
(結果としてこの“田耕踊り”は地区民に浸透せず、今回の夏祭りでは踊らないことにしましたが…)
毎年お盆の8月16日の夕方から夜にかけて、地区のグラウンドにやぐらを組み、模擬店を出して、抽選会やなんでも撒き大会をし、盆踊りを踊る、ちょっとだけ子供達のイベントやバンド演奏がある、っていう、“偉大なるマンネリ”のお祭りです。
30年間 良くも悪くもならない内容で、立ち上げ当時のまま変わらないメンバーでやってきたところ、数年前に、
アレ?なんか実行委員高齢化してない…?
ってコトに気づいたそうで、新農友会のメンバーが地区に残っている若者に声をかけて集め、
「Youたち とりあえず 田耕踊りの口説きと太鼓からやっちゃいなよ」
ってコトで童拳坊主を立ち上げさせた、というところです。
2017年の花火の様子(童拳坊主Facebookページより)
2017年の「かかしコンテスト」の出展作品(童拳坊主Facebookページより)
以降、夏祭りが近づくと何度か集まって太鼓や口説きを練習していましたが、新農友会の思惑通りに若者は動かず、「やってらんねー」と去る者、家庭や本業や他の集まりが忙しくて参加できなくなっている者…結局現在は約3人で、ほぼぶっつけ本番で太鼓や口説きを“やり過ごし”、ステージの司会は私がひとりで担っている状況です。
今後、実行委員会メンバーがどんどん高齢化していく中、私たち世代が参加しないことには、10年後には体をなさなくなるのではないだろうか…と思っています。
今の時代だからこそ、もっと力を合わせられると思う
ヴァーチャルとリアルの使い分け
地元に残っている若いメンバーは、「日々の生活に全力投球」「あんまりこういったイベントに興味ない」って人が大半です。
「夏祭り、みんなで残そう!」って地元で私が細々声をあげたところで、イマイチ心に響かないし、そもそもそんな面倒なコトに関わりたくないようです。
わかるよ、その気持ち。
面倒くさいのは事実です。
新農友会の先輩方とのシガラミ、もっと上の世代の爺さま方とのシガラミ、人間関係は閉鎖的すぎてなかなかしんどい。
入り込める若者がちょっとずつ入ってますから、次第に変わってくるでしょう。
でもそれを待ってたら祭りも街も途絶えてしまいます。
実行委員会に出席する、意見を反映させるっていうトコは、リアルの世界でないとできません。
でも、今の時代、インターネットを活用しない道はないと思います。
ブログやSNSを活用して、地元にいないけど地元を想っている人を探し出す…意見を聞く…
クラウドファンディングで資金面での支援をお願いする…
オンラインで実行委員会に参加するっていう実験も6/1にやってみました。
地区の大先輩方は(今のところ)ネット上にはいません。
ネット上に田舎のアナログなシガラミはありません。
ココで自由に、大胆で画期的な意見を、実現可能なレベルまで構築して、実行委員会にリアル代表として私が持ち込む、っていうスタイル、できないかな…って思っています。
地元に残っているけど興味がない、って人も、いっぺんカタチになったものを目の当たりにしたら、考えてくれるかもしれない…。
そのために、私は実行委員会の様子や祭りのデータをネット上で活用できるレベルの資料に仕上げなければなりません。
大変だろうけど、楽しそうです!
この面倒くささを楽しむっていうマインド、田舎暮らしのポイントかもしれませんね。
変なシガラミや不便さを楽しむ。
これからも田耕納涼夏まつり、童拳坊主を応援よろしくお願いします。