1. TOP
  2. その他
  3. おすすめ
  4. Kindleで、おやすみの前の読み聞かせ。かさばらないだけが魅力じゃない。

Kindleで、おやすみの前の読み聞かせ。かさばらないだけが魅力じゃない。

私の iPhone6 Plus 離れが加速しています。

…連休中に落っことして画面ガラスが割れちゃったんでね!

そんな中、Kindle Paperwhite の出番が増えています。
元々、トレッドミルに立てかけてランニング中に読書するのがメインの使用スタイルでした。
この使い方の魅力はまた改めて紹介するとして、まァ最近、家でもチョイチョイKindle Paperwhiteを取り出して本やマンガを読むようになってきているワケです。

160509_kindle4

半沢直樹シリーズも文庫になったらゲットして。

そんな中、今日から新たな使用スタイルとして、

「Kindleで寝る前の読み聞かせ」

を始めました。
購入したのは、「頭のいい子を育てるおはなし366」のKindle版。
1話3分程度のお話が366話収録されています。閏年でも毎日ひとつずつ読んで、丸々1年分。

いきなりですがこのKindle版の魅力、紙ベースよりも安いんです。

そして、でっかい本を抱えてうつ伏せで子供の隣に寝っ転がって読まなくても、Kindleを手に持つだけなら、圧倒的に軽いです。

160509_kindle1

仰向けの体勢でも、片手でホールドできちゃいます。

160509_kindle2

「頭のいい子を育てるおはなし366」に収録されているおはなしのジャンルは、日本昔話から、世界の昔話、落語まで様々です。
使用されている言葉は、ウチの4歳の息子には、正直難しい表現や言い回しもあります。アンデルセンの「白鳥の王子」では、”太陽が水平線に沈んでいきます”という表現や、言葉を発せずに「イラクサ」を編んで洋服を作る描写など、聞き取って直ちにイメージするには少しハイレベルではないかな…という気がしてしまいます。

しかし、「頭のいい子を育てる」おはなしなのですから、繰り返し読み聞かせることで、難しい言葉もイメージで補って理解できるようになるのかもしれません。自分自身の子供の頃の記憶を思い返してみても、おはなしの読み聞かせの面白さや楽しさは、少々の言葉の難しさを超越していたような気がします。

160509_kindle3

強いてKindle Paperwhiteによるこの本の読み聞かせにおけるデメリットを挙げるとすれば、それは上の写真に書かれているのですが…わかりますか?

ハイ正解。本来は「想像力を伸ばすオールカラー」だった挿絵がモノクロになってしまうのです。

Kindle Paperwhiteは、【3日で分かった、新型Kindle Paperwhite 2015のイイところとダメなところ】など多数のサイトでその特徴が解説されていますが、E-inkという画期的な技術で、まるで紙に書かれた文字を読んでいるような、目に優しい電子ペーパーディスプレイが採用されています。ところがコレはモノクロでしか表示されません。
ただし、私は挿絵を見せながら読み聞かせるコトは想定していなかったので、モノクロ表示は実際には大きなデメリットではなく、「強いて」「わざわざ」コジ付けるなら、という程度になります。

それよりも、バックライトで暗闇でも読むことができる点の方が、声を大にして皆に教えてあげたいメリットです。

恐らく古来より優しい親は「寝る前におはなしを読み聞かせしてあげたいけど、部屋が明るい状態では子供はなかなか寝付いてくれない。かといって暗くすると本の文字が読めない」というジレンマに陥ってきたことと思います。
Kindle Paperwhiteは、バックライトの明るさを24段階で調節できるので、暗闇でも眩しくない明るさで活字を追うことができます。文字の大きさも調整できるので、状況に応じて最も目に優しい条件を見つけることができるのです。
これは実際に読み聞かせをやってみるまで気づかなかったメリットでした。

「目を閉じて聴いていなさい」と言い聞かせても、部屋が明るいとどうしても目が開いて、様々に気が散ってしまう息子に今日だけで4話分を読み聞かせたところで思い立ち、照明を落としてメーテルリンクの「青い鳥」を静かに読み聞かせると、それまでは1話終わるごとに拍手をしていた息子が、寝息で喝采してくれていました。これは凄い達成感です。

Kindle Paperwhite、お父さん方にオススメです。

バックライトが必要ない方には、プレーンなKindleもあります。

ちなみに私は、読み聞かせている最中、小学校2年生の頃に毎日「朝の会」で1話ずつ昔話を読み聞かせしてくれた担任の先生と、小学校3年生の時の読み聞かせが非常に上手だった担任の先生を思い出していました。
そして最初は多少コッ恥ずかしいと思っていたのが、段々とノリノリで読み聞かせをしている自分の、意外な一面に気づきました。

ウーン…「そして父になる」ものなり。

明日の読み聞かせは宮沢賢治の「やまなし」から!

”クラムボンはカプカプ笑ったよ”のアレ。

先述の読み聞かせ上手な先生が仰るには、小学校の国語の教材の中で最も教えるのが難しいお話だそうです。
解かる気がする。