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まちづくりってナニ!? 地元の「新春放談会」とやらに若手代表で参加したら凹んだ話

アイキャッチ画像が既にオチなんですけどね…。

元ネタは コチラ です(北野武 監督「アウトレイジ」キャッチコピー “全員悪人” より)。

新春放談会に出席しました

私の地元では、毎年1月に「新春放談会」というイベントを開催しているそうで、招待状が届きました。
私は実は地元で青年団的なコトをやってまして(…と言っても2〜3人で地域の夏祭りを手伝うだけなので、あくまで青年団“的”なんです)、その代表としてお招きいただきました。

夏祭りにしてもそうなんですが、ウチの地元は典型的な “終わってる”田舎で、とにかく若い人が少ない。そしてその少ない若手がこういった行事に積極的でない。
かくいう私も、とりあえず夏祭り実行委員会の会議にはできるだけ出席するようにしているけど、協賛を募るとか、祭りのステージ企画の準備をするとか、そういう協力を全くできていないので、積極的に意見できていない状況で、年々グダグダになっていく年中行事が、ひとつずつ廃止されていくのを、ため息をつきながら突っ立って見ているところです。

そんな中での新春放談会ですから、パネルディスカッションみたいなモンでしょう。ひとつパネラーとして前に出て、できるできないは後回しにして、とりあえず文字通り何か言い放ってみるか! と、密かに意気込んでいたところで、始まりました、新春放談会。

 

 

全員老人

 

イヤ、マジでね、もう少し、なんかこう、いわゆるオッサンもいると思ってたんですよ。

例えば、「まちおこしにもっとSNSとか活用しましょうよ」とか、「ジビエをもっと売りにして、ファームステイとかできるような仕組み考えましょうよ」みたいな話ができるような、そういうイベントを期待して来てました、ワタクシ。

イヤ、仕方ない…。とりあえず様子を見ながら、発言できるチャンスを伺おう…

まちづくり協議会からの報告

わが町には「まちづくり協議会」なるものが設置されていて、行政からの押し付けではない、地域住民によるまちづくりのために日々活動しています。…のだそうです。

資料として配られた「まちづくり通信」に目を落とすと、「若者が住める町にしたい!先ずは観光振興から」の見出しが躍っています。

まちづくり協議会のHPをチェックしてみると、基本指針の最初に「若者が住める町希望の持てる町にする」とあります。

(イヤ、それならこの放談会に若者をもっと連れて来てよ。そしてまちづくり協議会の崇高な活動について若者に伝えたり若者の意見を聞けるように企画してよ…。)

報告を受け、座長が持論を展開します。

「わが町には 道の駅 、 そして島にかかる橋、良い観光資源があります。私としては観光客に1泊してわが町を堪能していただきたい。」

「そこで、わが町にある廃校を改装して、ユースホステルのような宿泊施設にして、観光客に提供したら良いと思います。実はこれについては既に各方面相談しており…」

(OKわかった。んじゃあなた、わが町で丸2日間、何して遊びますか?海水浴?冬は? ハードだけ用意して、ソフトの充実を考えていない典型的なお話なのでは?)

 

どうする…?

 

廃校を海の家にしかならないユースホステルにリフォームすることにカネ突っ込むよりも、農業や漁業の体験と民泊をセットにした企画を考えた方がエキサイティングで、年間を通して集客できると思う。今の時期なら、例えばインパクト重視してジビエ解体体験からそのまま夕食のジビエ料理体験をして民泊。いや、あるいはココで廃校ユースホステル泊が活きるか…? 夏に地域ブランドのイカ漁り体験とか良くないかな?

 

意見、言う…?

 

…正直なところ、「言ってなんになる?」という気持ちが勝っていました。

 

違う参加者が、朝・昼・晩に鳴るサイレンが故障して久しいが、修繕するつもりはあるのか、と憤っていました。
朝の5時からけたたましく鳴るサイレンがないと淋しいのだそうです。

誰ひとりとして「サイレンなんかいらないだろう」と言わないのです。

「放」談会か… と、後ろ向きに捉えて、爺さんの気持ちが良いように言い放ってもらう会場、と割り切ってしまいました。

700年以上伝わるお祭りの由来について

続いて、地元に700年以上伝わる、7年に1度のお祭りの由来について、地元出身の農学博士の先生による解説…

元寇に由来する祭りを、歴史的な視点から解説していきます。

私が子供の頃に教わっていた由来を俗説として批判する点などもあり、コレは大変興味深かったので、別の機会に記事にしたいと思っています。

もはや講演会のようになってきています。

しかし、来年がその7年に1度の祭りの年にあたるので、むしろこの会は祭りに関するシンポジウムのような会にして、今昔の祭りの様子や、祭りあるあるなどを語り合う会にすれば大いに盛り上がったと思います。上手に宣伝できていれば、ですけど。

地区内諸課題の解決状況について報告

地域の振興協議会会長が、自治会から挙がった要望を市や県に伝え、その回答について、手元の資料を読み上げていきます。

「どこそこの県道と市道の交差点の舗装については、来年度以降検討することとなりました。」

「どこそこの雑木の伐採については、今年度実施いたしました。」

…コレいるか?放談会でしょ?

ただ、唯一ウケたのは、

「どこそこに歩道を整備してほしいという要望については、歩道の整備基準として1日の歩行者数が40名以上と定められており、調査したところ、歩行者7名自転車1台であり、基準を満たさないため現状のままということになりました。」

ってトコ。

人数は正確でないけど、こんな感じの回答で。こういうのすごくオイシイじゃない!こんなのだけ説明して、他は各自治会に回覧で良いでしょ?と思いました。

そして、私はひとり凹んだ

結局、まちづくり ってなんだろう、と、この日の帰り道から考えています。

 

定年退職して他所から帰ってきた爺さんたちがするもの?

若者が老人の期待を一身に背負ってするもの?

「若者の意見を聞きます」の裏側に「だって若者なんも言わないじゃん」が隠れているもの?

押し付けられてやるもの?

家族に恨まれてやるもの?

何か創ること? 延命すること?

 

そして、それで私は何か どげんかせんといかん って行動するの?

いいえ。

結局私も、言い放つだけ。

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