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アル中じゃないけど、酒好きだった私がプチ断酒をオススメする6つの理由

INDEX

  1. プチ断酒に挑戦しようと思ったきっかけ
  2. そもそもプチ断酒とは?
  3. プチ断酒の実際
  4. プチ断酒をするメリット
    1. ① 睡眠の質が向上する
    2. ② 夜の作業がはかどる
    3. ③ 筋肉が増えて脂肪が落ちる
    4. ④ 夕食を楽しめる
    5. ⑤ 車が運転できる
    6. ⑥ コンビニに寄らなくなる
  5. プチ断酒を続けるコツ
    1. 炭酸水
    2. 筋トレ
    3. ”プチ”だっていう余裕
  6. プチ断酒中にたまに飲んじゃったら…
  7. まとめ : プチ断酒、良いからやってみよう!

ちょっとココには明記できない飲酒歴と、アルコールにまつわる失敗談のネタは人並み以上にある私が、2019年「プチ断酒」に挑戦し始めて4ヶ月が経過しました。
ここまで続けてみて私なりにかなり満足していますので、プチ断酒のメリットや始めたきっかけ、そもそもプチ断酒とは?など、個人的な見解や体験にはなりますが、ご紹介したいと思います。

プチ断酒に挑戦しようと思ったきっかけ

あまり追求されると困るのですが、昭和生まれ、田舎育ち、男子寮生とくれば、さらに元気いっぱいドウゲン(やんちゃ)坊主であれば、酒よりの体質・生活になりがちなんじゃないかな…
(個人的な見解です)

社会人になると当然のように晩酌をし、白米をカッ込みながらビールを飲んでた20代から、夕食にゴハンはなくてもツマミと酒があれば十分になってきた30代を過ごしてきました。

冠婚葬祭と言えば飲んで、歓送迎会だ忘年会だ同窓会だと「〜会」と言えば飲んで、パーティだBBQだ打ち上げだと人が集まると言えば飲んで、アルコールと共に歩んできた日常でした。

ただ、冒頭にもあるように、酒が絡んだ失敗は少なからずあって、多くの人にご迷惑をお掛けしたり、自分自身も損をしたりしてきたことも事実です。

特にプチ断酒を始める直前は、飲み過ぎて記憶を失くすこともあったり、乱暴な言動で家族に恐怖を抱かせることもあったりして、ちょっとシャレにならなくなってきていました

コレはマズい。年相応、オトナのお酒のたしなみ方を覚えなければ、今すぐにでも ガチ断酒 を強制的に執行されかねない状況です。

そこで、取り返しのつかないコトになる前に…と始めた プチ断酒 なのでした。始まりは本当にネガティブ。

そもそもプチ断酒とは?

男ならスパッと

断酒! もう一滴も酒飲みません!

じゃないの?と思われるかもしれません。

私の場合は、日常的に飲酒はしていましたが、いつも自宅でブッ飛ぶほど飲むわけでもないし、外で飲んだら必ず記憶を失くすというわけでもなく、

私は”アル中”とまではいかない程度の “酒好きオヤジ” なんだ

と自覚していました。

でもとにかく長年で染み付いてしまった “酒寄りな体質” を一刻も早く脱却したい。という思いがありましたから、自分なりに考えたルールの下で、アルコールに対してちょっと距離を置きたい、という、ケンカした高校生カップルの駆け引きのようなテクニックで “プチ断酒” に取り組むことにしました

さて、それでは(前置きが長くなりましたが)プチ断酒の中身なんですが、先述の ”自分なりに
考えたルール“っていうのが、大まかにいうとふたつだけ。

  • 基本的に自宅では飲まない
  • 飲み会も極力ノンアル参戦

ポイントは、スッパリ酒を断つ!と言い切ってしまわないコト。
かといって、”量を減らす” とか “回数を減らす” みたいな「節酒」でもないコトも重要かもしれません。

禁煙した時を思い出してみても、ついつい1本だけ吸ってしまった…ということになっても、ハイ、コレで失敗、終ゥ〜了ォ〜‼︎ と投げ出してしまわず、まァ、またガマンするか、と気楽に挑戦し続けた結果、最終的には「ココで1本吸ってしまって、またイチからガマンに慣れていくコトを繰り返す方が面倒くさい」という心理状況まで持っていけたコトで、禁煙に成功したという気がしています。

(私の持論ですが、「禁煙」とは、「タバコをガマンするのが上手になるコト」だと考えています)

また、タバコ吸う本数を減らそう、とか、徐々にニコチン・タールの軽いものに置き換えていき、最終的に禁煙を目指す、というメソッドを試みたコトもありますが、到底うまくいくハズもありませんでした。

と、いうワケで、私流の「プチ断酒」とは、

酒を完全に断つワケではないけど、飲酒する習慣はなくす

というものです。

…こうして文字にしてみると、世の中のオトナの大半はこういう生活を当たり前にしているんじゃないかしら…?と思えてきました…。

わざわざ記事にして、すごいでしょ?あなたもやってみて!! って声を大にして伝えようとしている私が少し恥ずかしく思えてきます。

それでも、それでもですね!
毎日 当たり前のように晩酌をし、飲み会の翌日どうやって帰宅したのか思い出せないっていうコトを繰り返している方には、少しはホーッて思っていただけてるのではないかと信じて、書き進めていきたいと思います。

プチ断酒の実際

  • 基本的に自宅では飲まない
  • 飲み会も極力ノンアル参戦

このふたつのルールを意識して生活すると、数日間すごく物足りない気持ちで過ごすハメになります。

仕事終わって帰ってきて、プシュッとイケないのか…

風呂上がりにカウチに沈み込んで、プシュッとイケないのか…

ただ、私は禁煙にも成功しているし、時々取り入れている 脂肪燃焼スープダイエット や 海響マラソン直前の断酒 などの経験もあるので、もしかすると少しは “ガマンすること” に慣れているのかもしれません。

この後で詳しくお伝えしますが、ビールを炭酸水に置き換えたり、プチ断酒のメリットに気づいたりしてモチベーションを高めていく術を身につけることができました。

プチ断酒をするメリット

日常的な飲酒をやめたコトで起きる素敵なコトが大まかに6つあります。コレがすなわち、私がプチ断酒をオススメする理由となります。

① 睡眠の質が向上する

飲酒が睡眠の妨げになるらしい、ってコトは結構いろんなトコで言われていて、知識としては持っていましたが、やっぱりグッと酒を飲んでバターンと寝たほうがよく眠れるんじゃないかしら?と半信半疑な部分もありました。
コレ、どうも正しいようです。少なくとも私は、飲酒しない方が明らかに熟睡できている感じがしますし、酒を飲んだ翌日はスッキリ起きられないな…と感じます。

② 夜の作業がはかどる

漫画家の吉田戦車が、単行本のどこかに書いていて、子供心になぜか強烈なインパクトを残した言葉があります。

「ビールはうまいものだが、飲むと仕事にならない」

晩酌をしてしまうと、以降寝るまで、生産的な作業の効率が著しく下がるため、私のような兼業ブロガーは貴重な夜の時間を有効に活用することができません。
飲酒をしなければ、夕食の後はむしろ活力が湧いて、作業がむしろはかどるようになります。

③ 筋肉が増えて脂肪が落ちる

筋トレをした後やランニングの後でビールをゴイゴイ飲る(やる)のは最高です。しかし気分は最高でも、筋トレの後でアルコールを摂取すると、せっかくのトレーニングの効果は減少してしまいます。なんでも、筋肉の超回復に使用されるハズだったタンパク質がアルコールの分解に優先的に消費され、筋肉が肥大できなくなってしまうからだそうです。

また、お酒に含まれる糖質も見過ごすことができません。ビールや日本酒は蒸留酒に比べて糖質が高く、いわゆる「ビールっ腹」の原因になります。
かといって蒸留酒も、飲むとなぜか食欲が全開になって、結局オツマミに糖質の高いものを食べちゃった…って経験が、私にはイヤってほどあります。

アルコールを摂らないことで、上記のデメリットを避けることができるうえに、しっかり筋トレのメリットを受けることができるのは魅力です。

④ 夕食を楽しめる

永らく焼肉をゴハンのオカズにするというアイデアが頭から離れていました…。

刺身でゴハンを食べるのがなんとなく気持ち悪いとさえ思うほどアルコールに洗脳されていましたが、夕食をほどよく食べる生活はとても充実しています。

晩酌をしていると「アー、喰った喰ったァ…!」ってセリフがあまり出ませんね。どっちかっていうと「ォエ…飲み過ぎた…」ってなりがちなような…。

夕食でお酒の糖質を摂るより、ゴハンやパスタの糖質を適度に摂って、日々の活力や自宅での自重トレーニングなどでガッツリ燃焼した方が気持ち良い! 文字からも気持ち良さが伝わってきませんか?松岡修造さんの姿が見えてくるでしょ?

⑤ 車が運転できる

コレは特に田舎だから尚更っていうメリットなんですが、夕食の後でも車で外出できるといろいろ便利なことが多いです。
「アッ、メルカリの発送…!」とか、「ちょっとデザート欲しくない…?」とか。ごく稀になんだけど、その時に「ヨッシャ車運転できるよ!」って言うのか「イヤ、もう飲んでるし…」って言うのかで、頼れるお父さんッぷりが大きく左右されます。

⑥ コンビニに寄らなくなる

さっきの車を運転できるから夜にコンビニに行ける、というのと矛盾するようですが、必要があってたまにコンビニに行くのと、晩酌のために帰り道についついコンビニに寄ってしまうのはちょっとニュアンスが異なります。
前者は必要があってわざわざ出掛けているので、例えお菓子であってもそれが目的です。
後者の場合、半ば惰性的にコンビニに立ち寄る傾向が強く、酒のほかにツマミやお菓子などを無計画に購入してしまいがちです。
帰り道に奥さんから連絡があり、ちょっと甘いもの食べたい、と頼まれてコンビニに立ち寄ることもありますが、酒を買わないと決めていると、そこに私の欲しいものはない、ということに気付かされ、無駄遣いが減少します。

プチ断酒を続けるコツ

と、このように多くのメリットのある プチ断酒 なんですが、習慣化している飲酒をやめることは、なかなか容易なことではありません。
ただひたすら辛いガマンをしている、と考えるより、プチ断酒によってより素敵でオシャレで、ハイグレードな生活を手に入れようとしている、という意識で前向きに取り組むことが大切です。

具体的にこんなコトを取り入れてみてはいかがでしょう。

炭酸水

ビールに置き換える飲み物として、ノンアルコールビールっていうのもアリだと思います。飲みごたえもあるし、最近はいろいろな種類のノンアルコールビール飲料が販売されていますから、お気に入りのものも見つかるかもしれません。

ただ…「ノンアル飲んで断酒ゥ…⁇」 って気持ちは少なからずあるはず。
私は炭酸水をケース買いしてます。ウィルキンソンの強炭酸、せっかくなのでエクストラ!

これは、難消化性デキストリンが含まれていて、脂肪の吸収を穏やかにするという機能性表示商品です。
これなら食事にも合うし、強炭酸の飲みごたえと爽快感はビールの代替としてもレベル高いし、脂肪の吸収を抑える機能が夕食をしっかり食べる気持ちにさせてくれます。

筋トレ

断酒によって筋トレの効果が高まり、そして食後でも体が動かせる状態になっているのであれば、筋トレを生活に取り入れるチャンスです。
体幹トレーニング や 自重トレーニング などの、特別な用具も必要なく、気軽に始められるフィットネスを取り入れて、ちょっとナルシストな気分で毎日自分の身体を観察しましょう。
そしてちょっとでも体型や体調に変化があったら大げさに喜ぶことが大切です。「やっぱプチ断酒して良かった!」と心の中で繰り返すことで、酒寄りな体質や精神が改善されていくような気がします。

これが私も取り入れている体幹トレーニングの入門書です。初級・中級・上級とレベルごとに9つずつの体幹トレーニングメニューが紹介されています。強度と回数を調整すれば、前後のストレッチも込みで 30分程度 で完了できるメニューも組めるので、毎日でも無理なく続けられます。

”プチ”だっていう余裕

きっぱり断酒!ではないので、必要以上に悲観しないことがコツです。破壊力の高いビールのCMやTV番組の飲酒シーンなどを見ると 「ウッ…飲みてェ…!」って気持ちが湧き起こってきます。
アルコール依存症などの病気で、生涯断酒しなければならない方は、本当にお気の毒なのですが この気持ちを一生抑えつけ続けなければなりません。でも、プチ断酒中の方は、どうせ飲むのならこんなタイミングよりも来月の友達との飲み会の方が良いな…という、 短期・中期のガマンを繰り返す “楽しみ倍増方式” をとることができます。この方法は最初に成功させるのがなかなか大変ですが、1度 自身でも納得・満足のいく期間の断酒を達成できると、次からは格段にプチ断酒を楽しむことができるようになります。

プチ断酒に入るタイミングで、1ヶ月先くらいにおいしく楽しくお酒を飲めるちょっとした飲み会などのイベントをセッティングしておくのもひとつの手かもしれません。

プチ断酒の魅力のひとつは、プチ断酒明けのお酒のおいしさです。
断酒と言いながら、飲酒が楽しくなる。

矛盾しているようですが、それがユルくて良い。…と思いませんか?

プチ断酒中にたまに飲んじゃったら…

しばらく飲んでない状態で急に飲むんでしょ?

すぐベロベロになっちゃうんじゃない…??

という心配をする方もおられると思います。私もそうでした。

そもそも酒による失態がきっかけでプチ断酒してるのに、日頃飲まなかったらさらに酒に弱くなっちゃって危険なんじゃないの…?

結果から言うと、2ヶ月1滴もアルコールを摂取せずに臨んだ、近所のオィさんらとの飲み会、悪酔いすることもなく楽しく飲んで帰宅できました!

医学的な裏付けはありません。個人的な感覚ですが、確かに最初の生ビール1杯をゴイゴイっとやって出た言葉が ウワ、効くゥ~ッ! でした。そして苦味を思っていた以上に感じました。
この感覚は非常に新鮮でもあり懐かしくもあり、格別でした。できればまた味わいたい感覚。

その後も、やはり心の中で「日頃飲み慣れてないモン飲んでるぞオレ…」という心理状態がつくられていて、ゆっくりしたペースで飲むことができました。
ほろ酔い気分を自分でも楽しむことができたな…という感じです。

気持ち的な部分に加え、一定期間アルコールを摂取していないことで、日常的に飲酒していた時よりも肝臓が元気だったのか…?という感じもあります。ゆっくり飲んではいましたが、それでも相当な量を飲んでいるハズなんです。その割にはベロベロになることもなく、終始フワフワと、酒や料理、会話を楽しむことができました。

ただ、ひとつ気付いたのが翌朝!
メッチャメチャ寝起きがダルい…。二日酔いでもないのに、明らかに酒飲むと睡眠の質悪くなるんだな…って実感しました。

まとめ : プチ断酒、良いからやってみよう!

どうでしょう、プチ断酒。

  • 生活が健康的になる
  • 経済的
  • 時間が有効に使える
  • 結果、お酒がおいしく楽しくなる

良いコトばっかり!

なにより良いのは、始めてみるだけでメリットしかないコトです。例え3日で断念してしまっても、3日分の晩酌代は節約できます。もちろんチャレンジするのに初期投資はゼロ。

で、またチャレンジして今度は1週間の断酒に成功…!オ、次は2週間、1ヶ月…と、何度でもチャレンジして良いんです。

飲酒する “習慣を断つ” という本義からするとちょっと強引ですが、3日に1回飲む生活になっちゃっても、これはこれでプチ断酒継続中。自分のペースで常に プチ断酒 を意識していれば、失敗は存在しないんです。2ヶ月飲み続けて2ヶ月断酒、でも良いじゃないッスか!

皆さんもぜひ、プチ断酒 で毎日にステキな変化を!