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自宅でキャンプでエスプレッソやラテ、カプチーノまでおまかせ!アウトドアパパの三種の神器を紹介!【ビアレッティ モカエキスプレス、ポーレックス コーヒーミル ミニ、イワタニ・プリムス 153ウルトラバーナー】

INDEX

  1. コーヒー豆を挽く…ポーレックス コーヒーミル ミニ
  2. エスプレッソを淹れる:ビアレッティ 直火式モカエキスプレス 2カップ
  3. モカエキスプレスを加熱する…イワタニ・プリムス 153ウルトラバーナー
  4. エスプレッソ抽出スタート!
  5. エスプレッソにミルクを注いで…カフェラテ

キャンプで意外と2番目くらいに楽しみなのが、朝起きてキーンと研ぎ澄まされた森の空気の中で淹れて飲むコーヒー

あんな格別なモーニングコーヒーはキャンプに行った時の醍醐味ではあるんですが、田舎に住んでいる特権のひとつとして、少しの手間を楽しむ気持ちがあれば、窓からの景色の四季の変化を感じながら口にふくむコーヒーが、より味わい深いものになります!

今回はアウトドアでも家庭でも使える、エスプレッソを淹れるために必要な 超・王道ガジェット を紹介したいと思います。

コレで毎週末、自宅でコーヒーの腕を磨いて、キャンプ場でこの夏、ライバルに差をつけよう!

コーヒー豆を挽く…ポーレックス コーヒーミル ミニ

エスプレッソを淹れるには、コーヒー豆を細挽きまで挽く必要があります。
金属のローターが回転するタイプのコーヒーミルも最近は安価でありますが、ネットショッピングサイトのレビューなどを見ていると、どうもエスプレッソに適した超細挽きまで挽くのは困難なのかな…?という気がします。

いろいろ調べてみましたが、どうもポーセリン(陶器)のグラインダを用いたコーヒーミルで挽くと、挽いた後の豆の細かさを調整でき、超細挽きにも確実に対応できるようです。

そこで、キャンプにも持ち出すコトを視野に入れて、私が選んだ王道コーヒーミルがコチラ!

ポーレックス社コーヒーミル ミニ という商品です。

これらのパーツがポーセリンでできたグラインダです。
何度か使用したので、うっすら着色されています。そしてこの写真も使用後に軽くブラシで清掃しただけの状態ですので、かえってグラインダの目が分かりやすく表れていますね。

パーツを取り付けるとこんな感じです。写真は上下逆さまの状態ですが、要は石臼のようにゴリゴリと、すりこぎ状のパーツの隙間ですり潰されたコーヒー豆が細かく挽かれて出てくるという仕組みです。

これが、私がエスプレッソ用にコーヒー豆を挽くときのセッティングです。
私が使用しているビアレッティエスプレッソメーカーモカエキスプレス」で使用する時は、ネジを最も締め込んだ状態からカチカチとクリック音を出しながら戻し、7〜8カチカチくらいで挽いた豆でちょうど良い感じのエスプレッソが抽出されます。

この 細かさ/荒さ の調整が、金属のローター式のコーヒーミルではできないことであり、また「切り刻む」ローターと、「すり潰す」石臼との細かさの違いなのかな、という気がします。

ビアレッティ の 「モカエキスプレス」で2杯分のエスプレッソを抽出するには、ポーレックス コーヒーミル ミニ の上部、挽く前のコーヒー豆を入れる部分に すりきり一杯 になる程度の分量です。
ちなみに現在コーヒー豆は、Costco(コストコ) のハウスブランド Kirkland のコーヒー豆、エスプレッソ用のローストを使用しています。
今後はコーヒー豆にもいろいろこだわっていきたくなりますね。

コーヒー豆を コーヒーミル ミニ に入れたら蓋を閉め、ハンドルを取り付けて、ゴリゴリとひたすらハンドルを回して豆を挽きます。
先ほどの分量だと、のんびりと5分くらいかけてハンドルを回し続けることになりますが、このとおり小学1年生の息子にも気軽にできるお手伝いです。

ハンドルを回してもゴリゴリした手応えがなく、スムースにクルクルと回るようになったら、全部の豆が挽けた合図です。コーヒーミル ミニの下部に挽かれた豆が貯まっています。
豆が上部に引っかかりグラインダ部分に落ちていないコトがありますので、時々軽く叩いたりゆすったりしながら挽くのがコツです。

エスプレッソを淹れる:ビアレッティ 直火式モカエキスプレス 2カップ

ビアレッティは、「ヒゲのオジさん」がトレードマークの老舗で、同社のコーヒー用器具はイタリアでは各家庭に1個はあるというほどのド定番商品だそうです。

私がチョイスしたのは 2カップ、エスプレッソ2杯分を抽出できるタイプです。

…が、2杯分というのは「ガチのエスプレッソ」デミカップのような本当に小さなエスプレッソ専用カップで、砂糖を多めに入れてグッと朝の気付けに飲んで出かけるみたいなリアルなイタリアンスタイルで、ラテカプチーノにしてゆったり…というスタバ的なスタイルに慣れている多くの日本人には、実際は1杯分です。大きめのコーヒーカップに半分程度の量しか1度に抽出できません。

4カップのサイズでも良かったかな…と少し思ったりもしましたが、1杯ずつ丁寧に淹れるのもまた趣き、いとをかし と割り切るコトにしました。どうしても必要なら買い足すかな…ってところです。

さっき挽いた分量のコーヒー豆で、ジョウゴのような形をしたパーツに、こんな風に軽くスプーンで圧をかけて詰めて、ちょうど2回分くらいです。

上下2つのパーツに分かれたモカエキスプレスの、下の方に水を入れます。
目安となる線が容器の内側に彫られているので、そこに水面を合わせて水を注ぎます。
ここに蓋をするように先ほどのジョウゴ状のパーツを取り付けます。

コレは上部パーツをひっくり返したところです。フィルターの周りにゴムのパッキンがついています。コレが先ほどの下部容器の真上にセットされ、抽出されたコーヒーを濾し取って上部容器に送るワケですね。

モカエキスプレスを加熱する…イワタニ・プリムス 153ウルトラバーナー

三種の神器、最後はバーナー
コレも王道、イワタニ・プリムス153ウルトラバーナー

なんでも、人類の南極点初到達エベレスト初登頂にも持参されたというくらいですから、その信頼性は太鼓判です。

ガスボンベイワタニ・プリムスのものです。キャンプ用には寒冷地でも安定した出力のハイパワーガスを準備していますが、キッチンで使用する際はノーマルガスを使用します。

ボンベにバーナーをセットし、その上に モカエキスプレス を置いたところ。
バーナーのいわゆる ゴトク部分 は、もう一段階展開し、直径を大きくできますが、2カップ用のモカエキスプレスに使用する時には、広げなくても十分です。

エスプレッソ抽出スタート!

セットできたら、いよいよ点火してエスプレッソを淹れます。

153ウルトラバーナーには点火装置(カチッとやると火花が散る、チャッカマンみたいなスパーク式のヤツ)がついているので、コックを少し捻って小さな音でシューッと聞こえたら、点火装置を使用して点火し、火力を調節します。別名「ストーブ」と呼ばれるほどあり、ゴーッとなかなかの音を立てて青い炎が上がります。モカエキスプレスの底面より炎が大きくならないよう調節します。

モカエキスプレスの仕組みですが、まず、下部容器に入った水が沸騰し、水蒸気が発生して圧力が高まると、水面を押してジョウゴ状の容器の中を熱湯が押し上げられます。そしてこの時にお湯がジョウゴ状の容器に詰められた超細挽きコーヒー豆の中を通過し、エスプレッソが抽出され、上部容器に溜まる、という、理科チックなメカニズムを応用しまくってます。

3分程度でエスプレッソが上がってきます。
ゴボゴボ…という音がして上部容器の注ぎ口から湯気が出てきたら、抽出完了の合図です。
バーナーの火を止めます。

エスプレッソにミルクを注いで…カフェラテ

このエスプレッソをデミカップに注いで、砂糖をドサっと入れてかき混ぜてグイッと飲むのも良いのですが、今日はゆったり楽しみたい。ラテにしましょう!

…あ、冷蔵庫に牛乳がないや…

というワケで、急遽 豆乳を使って カフェ (ソイ) オレ です!

ハイー、画的には普通の感じになってますが…ホッとする飲み物が出来上がりです。

2杯目は逆バージョンホットソイミルクにエスプレッソを注いでみました

いずれも砂糖を多めに入れて、さらにキャラメルシロップも加えて休日のお昼前仕様にしています。

ちなみにアイキャッチ画像は先日、本当にカプチーノを作った時の写真です。
カプチーノにする際には、あらかじめ温めておいた牛乳を、100均で買ったミルクフォーマーで泡立ててフォームドミルクを作ってます。これをキャンプ場で効率よく行うためには、少し修行が必要ですね…!

余談ですが、ビアレッティモカエキスプレスは、洗剤で洗わない方が良いです。アルミ製のこの道具は、エスプレッソを淹れるたびに、コーヒー豆の油分が表面をコーティングして、アルミ臭さがエスプレッソに混じってしまうことを防いでくれるようになります。使えば使うほど、道具として成長するという、道具好きにはたまらない性質を持っているところも魅力のひとつですね!

あなたもぜひ!

【ポーレックス、良さそうだけど高いな…‼︎って方には、同じ機構でリーズナブルなコチラもオススメ!と思います!】