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ほぼ“武器屋”!はじめて銃砲店に足を踏み入れて、ダットサイトのマウント取付けをお願いしたお話。

INDEX

  1. ダットサイトをもらった
  2. 私の愛銃にはダットサイトが載らない
  3. 銃砲店に持ち込んでみた
  4. ひとしきり楽しんで帰宅、その後

ダットサイトをもらった

ここ数回の出猟で、ウソでしょ!?ってくらい失中しまくってます。
10mくらい先をトコトコ走っているシシまでハズして、そのままトコトコと逃げられてしまう始末。

ガターンと落ち込む私に、同期のハンターがダットサイトをくれました。

なかなかないですよ、

「家にダットサイト余ってるんであげましょうか?」

って言われるコト。

そもそもダットサイトっていうのは何かというと、猟銃にいわゆるスコープみたいにくっつけるワケです。そんでスイッチを入れると覗いてる筒の中に赤い点(Dot)が見えるんですね。射撃場で的を狙って試射しながら予め点の位置を調整して、必ず赤い点の所に着弾するようにしておけば、猟場でも獲物に赤い点を合わせて撃てば、必ず当たる、というシロモノです。

…とは言っても、動いている遠くの獲物を狙うワケですから、なかなかそううまくはいかないモンなんですけどね…(と、先に言い訳をしておくあたり、自信喪失している所以なんですよね)

私の愛銃にはダットサイトが載らない

しかしいざダットサイトを取り付けようと思っても、私の銃にはそもそもダットサイトやスコープを載せるためのマウントベースがついていません。ダットサイトを取り付けるレールのような部品です。
っていうか、照門もついてないんですね…。銃身の先端に白い小さな照星がチョンとついてるだけです。ベテランハンターさんは、「4つ脚のモノを撃つ鉄砲っちゃ そんなモンよ」と言いますが、ご本人のベレッタの自動銃にはなにやらケミホタルみたいなハイテクっぽい照星がついてます。なんだかんだ言いながら皆さんそれぞれのスタイルを模索されてるんですよね。

どうも私の銃も、かつてマウントが乗ってたようなネジ穴が切ってあるんですが、コーキングかパテのようなもので穴が埋めてあって、そのネジ穴が活かせるかどうかわかりません。

銃砲店に持ち込んでみた

というワケで、お盆前の平日、仕事の夏休みをとって、県内の銃砲店にダットサイトと銃を持ち込んでみました。

お邪魔したのは、原田銃砲火薬店 さんです。
自宅からも職場からも、車で約2時間かかります。同じ県内ですが、方言も少し異なるくらい離れています。
私は銃を引退する先輩ハンターから譲ってもらったし、弾も射撃場で購入しているので、銃砲店に足を踏み入れるのは初めてで、ドキドキしています。

佇まいは普通の小さなお店です。市役所の総合支所がすぐ近くにあって、小さな商店も集まっているエリアです。意外と街に溶け込んでいるんだな…と、失礼ながら少し驚きでした。
なんていうか、もっとこう、アジト的な雰囲気というか、近寄りがたい雰囲気とか、無骨なイメージが先入観としてあって、なんなら砂漠の中にあるんじゃないかっていう、ターミネーター2な妄想も暴走していたくらいで…。

カンコロカーンとお店に入ると、犬がお出迎えしてくれて、ショーケースには銃のカバーやガンオイルなどのメンテナンス用品、空気銃の弾、ナイフなどが置いてあるのが見えます。こんなショーケースは男心をくすぐります。

早速用件をお話しして、実物を見ていただきました。予めメールや電話で相談していたのでスムースに話が進んで、在庫のマウントベースの中から合いそうなものを出していただき、それを取り付けることになりました。
ちなみにもともと開いていたネジ穴は、間隔が合わないため使用できず、改めて新しいネジ穴を切るコトになりました。

加工後は郵送していただけるとのことで、コレも驚きでした。

銃、郵送できるんだ…

と一瞬思いましたが、よく考えればネットショッピングもやってるぐらいだから、きちんと所持許可があって、脱砲してあって、本人受け取りであれば郵送できるんですね。

やれやれ一安心と、お店のご主人に、実は銃砲店に来るのは初めてなんです、と打ち明けると、じゃぁこんな部屋を見たこともないでしょう、と言って、鍵のかかった奥の部屋に案内されました。

オォ…!なんじゃこりゃ!ココって日本かしら!と思うような光景です。
アジトとか砂漠の地下基地とかではなく、これは「武器屋」です。買ったら「ほらよっ」って投げてよこされそう。

※ 絶対そんなことはありません

これは銃を購入する人(銃の所持許可申請をする人)しか入ることのできない部屋で、私も新しい銃が必要であれば、今ここで銃を選んで所持許可申請をすることができるワケです。
ちなみにこれらは全部新銃で、いくつかは売約済みでした。
原田銃砲火薬店さんは ネットショップ もされていて、最近はネット販売が中心になりつつあるそうです。

こちらは中古銃。私が興味を持ったのは、レミントンM870 マリンマグナムです。M870は最も有名なショットガンのひとつだと思いますが(ゲーム「バイオハザード(初代)」に登場する「ショットガン」がM870です)、その中でもひときわ目を引くというか、オール金属の無機質さにゾックゾクしました。

猟場で私がポンプアクションで短い銃身の銃を使いこなせるか、っていうのは別の大きな大きな問題ですが、もし一生かけてひとつの銃を使いこなせるようになりなさい、というお告げがあれば、M870が格好良いな…と思います。

ひとしきり楽しんで帰宅、その後

なんだかモチベーションが高まるというか、バイク屋さんでいろんなバイクを見たり跨ったりした帰り道に ♪あんなこといいな できたらいいな って気分になったことを思い出す帰路でした。
テンション上がって銃カバー新調しちゃったし。

後は郵送で届く改造後の銃を待って、同封される振込用紙で支払いをするという事ですね。

…で、なんと数日で届いちゃいました。
ちょっと分かりにくいですが、写真右下のポコポコくぼみのついた長いパーツがそれです。このくぼみにダットサイトのネジを合わせて締め付けて固定します。

この後は、固定したダットサイトを調整して、ようやく使用できる状態となるワケです。
※ 調整の様子は こちらの記事 でご覧いただけます。