1. TOP
  2. その他
  3. パックンマックンの講演を聴いて気付いた、笑いの種類と、私の好きな笑い。

パックンマックンの講演を聴いて気付いた、笑いの種類と、私の好きな笑い。

仕事で、パックンマックンの講演(公演?)に関わる機会がありました。今回は敢えて「講演」で通したいと

「仕事の一環でパックンマックンの講演を聴衆として聴いた」のではなく、
「仕事の一環でパックンマックンの講演の開催のお手伝いをし、結果として会場内で内容を聴いた」コトになるので、業務上知り得たことですから、その講演の内容について深く掘り下げることは避けます。

そしてこれは、(このブログの他のネタにも共通して言えることですが)私の個人的な見解です。
読んでくださる皆さんが同じ感想を持たれることはないのは承知で、紹介させていただきます。

結論から言うと、私はパックンマックンのファンになりました。

まず、最も根底には、ライブでパックンマックンを見た、聴いた、ということがあります。
この効果は非常に大きい。同じ空気の中で、自分たちだけに向かって一生懸命に話している人を目の当たりにすると、テレビを通すよりもずっと引き込まれます。
わざわざ出向いてくれて、わざわざアレンジや構成を加えた講演を一生懸命にやってくれる。私について言えば、ステージでの打ち合わせや動きの確認などをしている様子から見ていて、プロが放つ緊張感に圧倒されています。もはや講演が始まる前からパックンマックンに対する好感度は上がり、良い期待と歓迎の気持ちで講演が始まります。

最近、パックンマックンがコンビで漫才をしているところを見た記憶がありますか?
「爆笑オンエアバトルとかで観た記憶が…」っていう私の同世代、パックンがワイドショーで「ガラガラガラガラ…」って新聞の貼り付けられた筒を回転させているところを思い出す私の同世代、残念ながらマックン…ピンとこない…と思う私の同世代、様々と思います。

振って、ボケて、突っ込んで。王道のお笑いのパターンをテンポ良く進められてます。
先に挙げた「笑う下地」が整っているので、心地よい笑いが腹から湧き出します。
お気に入りのバンドの曲を聴いているような感じ。キャッチーだけど、決して単調ではなく、ところどころにオカズ的なフレーズが入って、適度にリフが繰り返される。

ここまでは、広く一般的に言う「お笑い芸人」のライブであれば、全てにおいて同じように感じるところだと思います。
昨年、ゴー☆ジャスのステージを生で見て、いっぺんに好きになってしまったのも同じ効果だと思います。

今回のパックンマックンの講演は、知的好奇心や挑戦する気持ちを刺激される内容で、発見や感心があり、大いに感動しました。
講演が終わって、「あー笑った笑った」という爽快感に加え、「聴いてタメになった」という満足感もありました。

また私は、マックンが英語によるコミュニケーションスキルを身につけた過程を知り、大変共感しました。失敗談や、いわゆる「あるある」などに親近感を覚え、更に笑いのリミッターが緩くなります。

私にとって、これこそが笑いの真髄ではなかろうか、と思うのです。
純粋に、可笑しいことや突飛なことを話したりやってみたりして、笑いを起こす。ギャグ漫画やコメディー映画を楽しむように、リラックスしてとにかく笑う。これはストレス解消だったり、気分転換だったり、大切なことだと思います。私もよくネタ番組を録画して繰り返し観たり、コメディー映画のDVDを借りて観たりします。

しかし、ウィットに富んだジョークを理解する。面白おかしく展開する有意義でスマートな話を聞いて笑う。
これは代えがたい貴重な体験です。

過去にそんな体験があったかしら…と思い返してみると、町にウィッキーさんがやってきて、英会話や国際交流の講演をしてくれたコトがありました。私はまだ小学生でした、夢中で聴いて、当時うまく言葉にできませんでしたが、心に滋養を得たような気分になったことを覚えています。

なんだか見えてきたような気がします。

私は、国際交流や言語そのもの、新しい世界が広がる話や、猟師の先輩の話など、自分に興味のある分野で、笑いの要素を含んでいながら知識を得たり、知的好奇心を刺激されるような話が大好きで、上手に話をアレンジしたりうまいコトを咄嗟に言える人をリスペクトしています。そういう人の、いろいろひっくるめての「話術」に対する心からの称賛として、腹を抱えて笑っているのだと思います。

話すにしても書くにしても、伝える技術、磨きたいな…!