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初心者講習修了から教習資格認定申請までの間(2015年2月〜5月)

猟銃等所持許可申請の一連の流れの中で、最初のステップとなる初心者講習を修了したら、次のステップは教習資格認定申請です(散弾銃を所持する場合)。

※ 空気銃の場合は初心者講習を修了したら、所持したい空気銃を選んで、所持許可申請に進むことができる

教習資格認定申請とは

「教習資格認定申請」。つまり、教習射撃を受ける資格がある人物かどうか、認定を受けるための申請です。
初心者講習が座学だったのに対し、今度は実技。実際に散弾銃で射撃をしなければならないのです。これに合格しないと散弾銃の所持許可申請に進めないのですが、教習とはいえ実弾を発射するワケですから、

「そもそも日本で鉄砲ブッ放して良い人物かどうか」

これを警察に徹底的に調べ上げられ、「良し」となって初めて教習射撃を受けるコトができる、という流れです。

猟銃の所持許可・狩猟免許所得のタイミング

しかし私はちょうどこの時期(平成27年の2月から4月頃)、職場が年度末・年度始めを迎える関係で業務が繁忙な時期になるため、平日に休みを取って書類を整えたり警察に出頭したり、ということが困難になってきました。
ましてやこんな忙しい時期に、警察から身辺を色々調査されている、なんて想像しただけで平静な気持ちで業務に取り組めそうにありません。

それに、実はこのタイミングで急いで猟銃等の所持許可までの手続きを進めたとしても、その後で今度は

・夏の狩猟免許の試験に合格
・狩猟者登録
・11月の猟期スタート

と、狩猟するための準備は夏から秋にかけてでないと進められないわけですから、今の時期に焦っても仕方ないのです。

そこで、新年度がスタートして仕事が落ち着く5月頃までは、具体的な手続きは進めず、情報収集に努めることにしました。

そう決めると急に気持ちが楽になりました。

できることからとりあえず。情報収集

それでは、と、まず手始めに、教習射撃を受けることになる射撃場に行ってみました。
今行ったところで、何かできることがあるわけでもないのですが、軽い気持ちで挨拶がてら…と立ち寄ってみたのです。

そうすると、スタッフの方が教習資格認定申請について丁寧に教えてくださって、所持までの手続きが細かく記載された書類をいただきました。

教習資格認定申請には添付書類がたくさん必要になります。私の住所地では、所定の様式で

・教習資格認定申請書(2部)
・経歴書
・誓約書

を作成し、

・写真(36mm×24mm、2枚)

を準備し

・戸籍抄本
・住民票の写し
・身分証明書

を役所で取得し、
精神保健指定医又は同等の知識経験を有するとして山口県公安委員会が認める医師による

・診断書

を準備しなければなりません(所定の様式あり)。また、警察署での申請時には初心者講習を修了している証明として、

・講習修了証明書

を提示する必要があります。
特に、医師の診断書なんて、どこの病院にかかったら良いのか見当もつきません。

…安心してください、射撃場で教えてくれますよ!

長年の経験と実績から、「ハンターはみんなアソコ行ってるよ!」という病院を教えていただきました。
他の書類はそんなにややこしくないので、なんとか書類をすべて準備できる目処が立ちました。

狩猟の魅力まるわかりフォーラムに参加

そして、環境省が主催している狩猟の魅力丸わかりフォーラム が近くで開催されたので参加しました。

イベントの詳しい内容は当サイトでも紹介していますのでこちらでご確認いただくとして、このイベントでは実際に猟友会の方とお話をして、狩猟免許の試験や講習会の案内や初心者向けの研修などの情報を送ってもらうための登録ができたり、若手ハンターの皆さんのお話を聞いたりでき、大変有意義でした。

私はこの時知り合った先輩ハンターから、後日地元猟友会の方を紹介していただきました。もうすぐ80歳のベテランハンターさんで、ものすごい重鎮です。

このベテランハンターさんには、それ以来、

・猟友会への入会手続き
・猟銃を譲ってくださる方の紹介
・ガンロッカー、装弾ロッカーの入手
・シシ肉のおすそ分け

など、色々なことでお世話になりました。
今でも、猟に出る際には取りまとめ役としてお世話していただいています。

射撃場やイベントに行くと、同世代で、同じように狩猟に興味を持っている方や、新しくハンターになろうとしている人に親切に色々と教えてくださる先輩ハンターに出会えます。

狩猟デビューを考えておられる方は、夏の狩猟免許試験前のこの時期、ぜひハンター同士の繋がりを広げることをお勧めします。