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Surf n’ Turf の “Surf” どうした? …安心してください、行ってきましたよ!



 

そもそも、猟や釣りを中心に、田舎暮らしの魅力や愉しみをお届けしたかったこのサイトですから、私が釣りをサボってはいけないワケです。

この冬、ずっとアジングに行きたかったんですが、なぜか私が釣行を計画するたびに、何かしらトラブルが発生したり、天候が荒れたりして、なかなか実現していませんでした。
このままではアジングシーズンも終わってしまう!というこの時期、ようやく釣行できたという、そんなトコです。
(本当は釣行当日、昼に息子が保育園でケガをし、整形外科にかかるというハプニングは起こっていたのですが…大事に至らず、夜もすんなり寝てくれたので、妻を説得し、半ば強行した感はあったのですが…)

そんな前置きで、2月10日の夜も更ける頃、家を抜け出し、実家の親父の軽トラでコッソリ不良中年の深夜徘徊開始です。

最初に目指したポイントは、橋で島に渡って、秋にサビキでアジを釣っていた漁港でしたが、街からクルマで乗り付けた釣り人たちが、隙間なく並んで竿を出し、イカを狙っている様子でした。
とてもその間でせっせとジグヘッドを投げては巻き、投げては巻き…と繰り返す勇気はなく、軽トラから降りることもなく撤退。
他の漁港もいくつか思い浮かんだのですが、イカの釣れるところはこの時期、どこも同じ様子かな…と、結局私のアジングホームグラウンドに移動しました。

160211_fishingpoint

無風で穏やかなことが多いこのポイント、しかし気温が低く、体温を吸い取られるような感覚です。
ネックウォーマーの中で プフー、プフーと息を吐いています。

この日の満潮は24時頃。タップタプの潮位に、河口なので水は滔々と流れ、今日は…魚っ気はほとんどありません。
とりあえずジグヘッドを投げ入れ、タダ巻きしてみますが、アタリもないし、魚が追ってくる気配もありません。

…タフな戦いになりそうだぜ…

と、先ほどまで軽トラのハンドルを握ってアカペラでハイスタを熱唱していた勢いがダダ下がっていきました。

何度か場所やレンジを変えて(変えたつもりで)探ってましたが、藻に根掛かりしてラインとリーダーの繋ぎ目から下を持ってかれてからは、ややヤケクソ気味になり、PEのラインをジグヘッドに直に結び、中・上層で方向をいろいろ変えながら投げてました。

…しかしやっぱりアタリがない。魚っ気がない。

釣り開始から恐らく40分程度。もう、帰ろうか…。
と思いながらも、納得はいかず、少し移動しました。同じエリア内で、漁船のとまる防波堤です。
いつもとまっている、中学校の同級生の船がなく、出港しているようだったので、今日は夜の漁か…と思いながら、軽くリサーチしてみます。

…足元に魚はいるな…なんだろ…?

と、ジグヘッドを落としてクイックイッと動かしてみると、反応があります。
フグもいる…ワーム噛みちぎるし厄介だな…と思いながらも小さめのワームに変えてやってみます。

すると早速、足元の深いところでアタリがあり、合わせる必要もなくフックしました。

…なんだ?メバル?

と思いながら巻き上げると、黒鉄色で背ビレがトゲトゲした、15cmくらいの黒い縞々の魚が釣れました。
恥ずかしながら初めて見る魚で、知識の薄い私は、オッケー、よっしゃメバル!Get!! と思い網に入れて海に浸けました。

160211_fishingARA

…メバルではなさそうですね…。


後から知っている方に、これはアコウ(キジハタ)ではないか?と指摘をいただきました。
「キジハタ」という文字を見て私は ドッキーン‼︎ です。
実は山口県では、キジハタの保護のため、30cm未満の個体は捕獲が禁止されているのです。

山口県 30cm未満のキジハタの捕獲禁止を検討

上記リンクの記事の時点では「検討」でしたが、平成28年2月現在は既に施行されています。
実は指摘をいただいた時には既に魚を調理して食べてしまっていたので、罪悪感です。
今後、こんな間違いを犯さないために、早速魚種の見分け方を研究していますと…

さかなや魚介類図鑑ブログ

…アレ…? モノトーンのよく似た魚…「マハタ」って書いてあるぞ…?
キジハタは全体的に赤く、斑点がある…。もしかしてオレが喰ったのはキジハタじゃなくてマハタ?
イマイチまだ自信持って言えないけど…

話は釣り場に戻りまして…

いる!魚いるぞ‼︎ そして今がきっと”時合”!
と信じて今度は力一杯投げ、竿を引いては戻しつつリトリーブ、引いてはリトリーブ…とやってみると、グググッとアタリ!やや慎重に、向こう合わせ気味に「ウン・ウグッ」ぐらいのタイミングで入れたところ、結構走る!
エッエッ⁉︎上がる? アホかそりゃPEだし上がるよね⁉︎ ってひとりテンパりながらブッ込抜くと、水面から出てきた魚が既にアジ。ヨッシャ!ってひとり盛り上がってる間にランディングし、グリップで掴むと…

160211_fishingAJI

良いじゃん!久しぶりにドキドキする!尺はないけど、25cmクラスかしら…?
と、塩焼きにできそうなサイズに興奮することしばらく。

しかし、イヤ…このアジ1匹釣れた後が渋かった。
いきなりスレたのか、なかなかの型がワームを追ってくるけど口を使わない。
スローにリトリーブするとフグにワームをかじられる。
速いリトリーブでは自分は表層しか攻められない。

…という条件下で、次を上げることができなかった…‼︎

納竿です。
本日、25cmのアジと、15cm級の…魚…getです。
皆さんは(イヤ、私は)海で、獲るべき魚、そうでない魚、判断するようにしましょうね…。

160211_fishingsize

160211_fishingprecook

今回のジグヘッドとワームは…

ジグヘッドはオーシャンルーラーの「クレイジグ 波動」がお気に入りです。
タダ引きでもその名のとおり「波動」でアピールしている感じ。

ワームはグリーン系が反応良かったです。