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猟銃等講習会(初心者講習会)2015年2月12日(木)を受講しました!

INDEX

  1. 初心者講習の概要
  2. 結果発表・講習修了証明書発行

猟銃を所持するための第1ステップは、初心者講習を受講し、「講習修了証明書」の交付を受けることです。

初心者講習の概要

地域や年度によって多少異なると思いますが、私が受講したのは平成26年2月12日(木)でした。初心者講習は毎年偶数月の中旬に県警本部で行われています。先ほどホームページを見ると、今年からなのか、2回に1度は日曜日に開催されているようでした。
猟銃の所持許可を受けるまでの間で、密かに最もネックなのが、ほとんど全ての手続きや講習・教習を平日に受けなければならないコトで、比較的休みを取りやすい環境で働いている私はラッキーでしたが、忙しい方は休みを取るコトが困難で断念されている方もおられたのではないでしょうか。日曜日にも受講ができるようになったコトは素晴らしいですね。裏を返せば、それだけハンター不足が深刻というコトなのかもしれません。

ともあれ、私が受講した回では、8名の受講者が同時に受講しました。そのうち女性は1名で、私と同世代と見受けられる方は、その女性の方ともう1人か2人、残りは「定年後に猟をやろうと思って」「有害鳥獣による被害が深刻で、自治会で1人銃猟の免許を取ろうというコトになって」といった先輩方でした。マンガ「山賊ダイアリー」の影響か、空気銃の所持を考えている、という方も2名くらいおられました。

初心者講習のスケジュールは、午前中(09:30〜12:00)に法令関係の講義、お昼休みを挟んで午後(13:00〜15:30)で猟銃等の取扱に関する講義を受け、15:30〜16:30で法令10問・銃の取扱10問から成る4者択一の試験による考査を行いそれぞれ7問以上の正解を合格ラインとして、その後合格者に講習修了証明書が配られる、という流れになっています。

受講者には受講の申請時にテキストが配付されます。

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時間があれば軽く読んでおくと良いです。(パラパラと”目を通す”だけでなく、ある程度の気合いでもって”軽く読む”コトが大事です。準備ナシで臨むと考査のトキに意外と何問か「アレッどっちだっけ…?」ってなるコトがあります。コレが何問かあったりすると不安で仕方なくなります!)
それと、受講の申請には警察本部ではなく、住所地を管轄している警察署に出向くコトになりますが、このトキに少し面接を受けます。猟銃等を所持しようと思った理由などをハッキリ話せるよう準備しておかないと、初心者講習を受けさせてもらえないかもしれません。警察としては、むやみやたらと民間人に猟銃等を所持して欲しくないワケです。それだけ管理の手間や事件・事故への不安要素が増えるワケですから…。

午前中:法令

少し話が逸れましたが、午前の部の講義が始まります。
午前中は法令に関する講義というコトで、

1.猟銃・空気銃所持者の社会的責任

2.猟銃・空気銃の所持に関する法令
・猟銃・空気銃の所持の禁止と除外事由
・所持許可制度
・所持許可の更新とその手続
・所持許可の失効とその後の手続
・指示及び所持許可の取消し
・猟銃・空気銃の所持についての遵守事項
・年少射撃資格

3.猟銃用火薬類等に関する法令

4.狩猟に関する法令
・鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等の禁止
・狩猟鳥獣の捕獲等

といった内容の講義を受けます。

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固い内容ではありますが、これから諸時許可までの具体的なステップ等も含まれるので、様々に思いを馳せるとワクワクドキドキし、メモを取りながら講義を聴きました。

午後:猟銃の取扱い

昼休みを挟むと今度は実際の銃の取扱に関する講義です。
午前中と講師の警察官が変わりました。午前中はいかにも”講義口調”の方だったのですが、午後は方言を多用するフランクな方です。テキストと併せて、実際に模擬銃を見せながら説明が進んでいきます。

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内容は、

1.社会的責任を果たすために

2.銃の種類等
・銃の種類
・撃発機構及び安全装置
・銃の威力と危険範囲

3.猟銃・空気銃の使用、保管等についての準則
・猟銃・空気銃の基本的取扱い
・使用前の注意事項
・猟銃・空気銃の保管の一般準則

4.実包の運搬及び保管についてのお一般準則
・実包の運搬
・火薬類の保管

5.射撃教習、技能検定及び技能講習
・射撃教習
・技能検定
・技能講習

と、盛りだくさんです。
午後の講義は実際に自分が猟銃を手にしたところをイメージし、そこに潜む危険や注意点を想像しながら聴くことができました。感覚としては自動二輪の免許を取る時にライディングスクールで受けた学科の講習の時に似ています。
自動車の運転免許に比べると、趣味の領域が広く、しかしより危険を伴うので、真剣に取り組もうと燃えていたあの感じを思い出しました。努力の先に全く新しい世界が広がっている感覚。

…と、青春の余韻に浸る間もなく、間髪入れずに考査が始まります。

考査

問題用紙と回答用紙が配られ、一斉にスタートしました。

先述のように4者択一、全20問の試験ですが、これまた先述のように、意外と「アレッ」と不安になるコトが多い…。選択肢を2つまで絞って「どっちだっけかな…間違いなくどっちかなんだけどな…」と悩むこと続出です。

悩みながらも記憶や自分の中での常識を根拠に選択肢を絞り込み、答えの見直しも何度もやって、最終的に本当に自信がない、という問題が法令・取扱ともに3問以下になりました。

8人で受講して、「おじいちゃん」と呼ばれているであろう人とも一緒に考査を受けて、私だけが不合格で一足先に会場を後にする…という状況だけは避けたい!嗚呼お願いします、オーマイ親鸞!

結果発表・講習修了証明書発行

…と念仏MAXになったところで回答用紙の回収、すぐに採点、発表となり、あっさりと8人全員の合格が言い渡されました。

一人ずつ講習修了証明証が配られ、終了です。

やれやれ良かった。
これからしばらくは日常業務が忙しくなるので、新年度に落ち着いてから、次のステップ「射撃教習」の受講申請です!